18日の欧米外為市場では、ドル・円は伸び悩む展開を予想する。今晩発表の米経済指標で小売売上高などが堅調なら、引き締め的な政策方針をにらんだドル買いが先行。
ただ、フランス政治リスクで円買いが続けばドルの重石となりそうだ。

足元の米経済指標のうちミシガン大学消費者信頼感指数は悪化したが、前日のNY連銀製造業景気指数はマイナスながら前回から改善。また、フランスの株高を受けリスク選好ムードのなかユーロ買い・円売り優勢の展開に。ユーロ・ドルは1.0730ドル台に持ち直し、ドル・円は158円に接近した後はドル売りで157円60銭台に失速した。本日アジア市場は堅調の日経平均株価を背景にドル・円は157円半ばを維持した。

この後の海外市場は米経済指標にらみ。
今晩の小売売上高と鉱工業生産が前回から改善が予想され、想定通りなら景気減速懸念は一服。連邦準備制度理事会(FRB)の引き締め的政策方針の長期化をにらんだドル買いが入りやすい。日銀の金融正常化に時間を要するとの見方は根強いものの、総裁は追加利上げに前向きで、円売りは後退。一方、今月末のフランス総選挙で右派勢力躍進の市場への影響が警戒され、円買い地合いは続く。

【今日の欧米市場の予定】
・18:00 独・6月ZEW景気期待指数(予想:50.0、5月:47.1)
・18:00 ユーロ圏・5月消費者物価指数改定値(前年比予想:+2.6%、速報値:+2.6%)
・21:30 米・5月小売売上高(前月比予想:+0.3%、4月:0.0%)
・22:15 米・5月鉱工業生産(前月比予想:+0.3%、4月:0.0%)
・22:15 米・5月設備稼働率(予想:78.6%、4月:78.4%)
・23:00 米・4月企業在庫(前月比予想:+0.3%、3月:-0.1%)
・23:00 バーキン米リッチモンド連銀総裁講演(経済見通しなど)
・24:40 コリンズ米ボストン連銀総裁基調講演
・02:00 ローガン米ダラス連銀総裁質疑応答
・02:00 クーグラー米FRB理事オンライン講演(経済見通しと金融政策)
・02:20 ムサレム米セントルイス連銀総裁講演(経済見通しと金融政策)
・03:00 グールズビー米シカゴ連銀総裁討論会参加
・05:00 米・4月対米証券投資収支(ネット長期有価証券)(3月:+1005億ドル)