■NY株式:NYダウは38ドル高、景気減速懸念が重し
米国株式市場はまちまち。ダウ平均は38.04ドル高の40,974.97ドル、ナスダックは52.00ポイント安の17,084.30で取引を終了した。
半導体セクターの下落を警戒し、寄り付き後、下落。7月JOLT求人件数が予想以上に減少し大幅利下げの思惑が強まると、一時買戻しが強まり上昇に転じた。しかし、アトランタ連銀のボスティック総裁がエッセイの中で、労働市場の混乱リスクに言及し早期の利下げを促したほか、連邦準備制度理事会(FRB)が公表した地区連銀経済報告(ベージュブック)で景気の緩やかな減速が示され、雇用統計の発表を控えた警戒感に上値も限定的となり、まちまちで終了。セクター別では、自動車・自動車部品が上昇した一方、エネルギーが下落した。
半導体メーカーのアドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)は競合のエヌビデイア(NVDA)から人工知能(AI)の専門家を採用したとの報道が好感され、上昇。一方、エヌビディア(NVDA)は司法省が反トラスト法を巡る調査のための召喚状を受け取ったとの報道で続落していたが、文書提出命令は受けていないと、否定し、下げ幅を縮小。ディスカウント小売のダラーツリー(DLTR)は競争激化や弱い消費が響き、通期の売上見通しを引下げ、大幅下落。
スポーツ用品小売りのディックス・スポ―ティング・グッズ(DKS)は第2四半期決算で調整後の1株当たり利益が予想を上回ったが、通期見通しが予想に達せず売られた。食品加工メーカーのホーメルフーズ(HRL)は通期売上見通し引き下げで、下落。鉄鋼会社のユナイテッド・ステイツ・スチール(X)は日本製鉄による同社買収計画をバイデン政権が阻止する準備を進めているとの報道で、大幅安。百貨店のノードストロム(JWN)は創業者家族が買収案を提示、非公開化を模索していると報じられ、軟調推移。
情報技術ソリューションを提供するヒューレット・パッカード・エンタープライズ(HPE)は取引終了後に四半期決算を発表。
(Horiko Capital Management LLC)
■NY為替:ドル反落、米JOLT求人件数減少で大幅利下げ観測強まる
4日のニューヨーク外為市場でドル・円は145円20銭から143円71銭まで下落し、143円76銭で引けた。米7月JOLT求人件数は6月から予想以上に減少し21年1月来で最低となったため労働市場の減速懸念に利下げ観測が一段と強まり、長期金利低下に伴いドル売りに拍車がかかった。連邦準備制度理事会(FRB)が公表した米地区連銀経済報告(ベージュブック)でも緩やかな景気減速の兆候が示され、さらなるドル売り圧力となった。
ユーロ・ドルは1.1040ドルから1.1095ドルまで上昇し、1.1083ドルで引けた。ユーロ・円は、160円47銭から159円26銭まで下落。日欧金利差縮小観測にユーロ売り、円買いが強まった。ポンド・ドルは1.3106ドルから1.3175ドルまで上昇した。
ドル・スイスは0.8519フランまで上昇後、0.8463フランまで下落。
■NY原油:続落で69.20ドル、時間外取引で68.82ドルまで値下がり
NY原油先物10月限は続落(NYMEX原油10月限終値:69.20 ↓1.14)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物10月限は、前営業日比-1.14ドル(-1.62%)の69.20ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは68.82ドル-71.46ドル。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 40.50ドル -0.20ドル(-0.49%)
モルガン・スタンレー(MS) 100.15ドル +0.88ドル(+0.88%)
ゴールドマン・サックス(GS)490.64ドル +3.18ドル(+0.65%)
インテル(INTC) 19.43ドル -0.67ドル(-3.33%)
アップル(AAPL) 220.85ドル -1.92ドル(-0.86%)
アルファベット(GOOG) 157.81ドル -0.80ドル(-0.50%)
メタ(META) 512.74ドル +0.98ドル(+0.19%)
キャタピラー(CAT) 336.75ドル -3.49ドル(-1.02%)
アルコア(AA) 30.48ドル +0.26ドル(+0.86%)
ウォルマート(WMT) 77.24ドル +0.07ドル(+0.09%)
米国株式市場はまちまち。ダウ平均は38.04ドル高の40,974.97ドル、ナスダックは52.00ポイント安の17,084.30で取引を終了した。
半導体セクターの下落を警戒し、寄り付き後、下落。7月JOLT求人件数が予想以上に減少し大幅利下げの思惑が強まると、一時買戻しが強まり上昇に転じた。しかし、アトランタ連銀のボスティック総裁がエッセイの中で、労働市場の混乱リスクに言及し早期の利下げを促したほか、連邦準備制度理事会(FRB)が公表した地区連銀経済報告(ベージュブック)で景気の緩やかな減速が示され、雇用統計の発表を控えた警戒感に上値も限定的となり、まちまちで終了。セクター別では、自動車・自動車部品が上昇した一方、エネルギーが下落した。
半導体メーカーのアドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)は競合のエヌビデイア(NVDA)から人工知能(AI)の専門家を採用したとの報道が好感され、上昇。一方、エヌビディア(NVDA)は司法省が反トラスト法を巡る調査のための召喚状を受け取ったとの報道で続落していたが、文書提出命令は受けていないと、否定し、下げ幅を縮小。ディスカウント小売のダラーツリー(DLTR)は競争激化や弱い消費が響き、通期の売上見通しを引下げ、大幅下落。
スポーツ用品小売りのディックス・スポ―ティング・グッズ(DKS)は第2四半期決算で調整後の1株当たり利益が予想を上回ったが、通期見通しが予想に達せず売られた。食品加工メーカーのホーメルフーズ(HRL)は通期売上見通し引き下げで、下落。鉄鋼会社のユナイテッド・ステイツ・スチール(X)は日本製鉄による同社買収計画をバイデン政権が阻止する準備を進めているとの報道で、大幅安。百貨店のノードストロム(JWN)は創業者家族が買収案を提示、非公開化を模索していると報じられ、軟調推移。
情報技術ソリューションを提供するヒューレット・パッカード・エンタープライズ(HPE)は取引終了後に四半期決算を発表。
AI需要増で見通し引き上げも、AIサーバービジネスの利益率が冴えず、時間外取引で売られている。
(Horiko Capital Management LLC)
■NY為替:ドル反落、米JOLT求人件数減少で大幅利下げ観測強まる
4日のニューヨーク外為市場でドル・円は145円20銭から143円71銭まで下落し、143円76銭で引けた。米7月JOLT求人件数は6月から予想以上に減少し21年1月来で最低となったため労働市場の減速懸念に利下げ観測が一段と強まり、長期金利低下に伴いドル売りに拍車がかかった。連邦準備制度理事会(FRB)が公表した米地区連銀経済報告(ベージュブック)でも緩やかな景気減速の兆候が示され、さらなるドル売り圧力となった。
ユーロ・ドルは1.1040ドルから1.1095ドルまで上昇し、1.1083ドルで引けた。ユーロ・円は、160円47銭から159円26銭まで下落。日欧金利差縮小観測にユーロ売り、円買いが強まった。ポンド・ドルは1.3106ドルから1.3175ドルまで上昇した。
ドル・スイスは0.8519フランまで上昇後、0.8463フランまで下落。
■NY原油:続落で69.20ドル、時間外取引で68.82ドルまで値下がり
NY原油先物10月限は続落(NYMEX原油10月限終値:69.20 ↓1.14)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物10月限は、前営業日比-1.14ドル(-1.62%)の69.20ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは68.82ドル-71.46ドル。
ロンドン市場で71.46ドルまで買われたが、供給増加を意識した売りが再び強まり、米国市場の終盤にかけて68.82ドルまで値下がり。中心限月ベースで昨年12月以来の安値をつけた。通常取引終了後の時間外取引では69ドルを挟んだ水準で推移。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 40.50ドル -0.20ドル(-0.49%)
モルガン・スタンレー(MS) 100.15ドル +0.88ドル(+0.88%)
ゴールドマン・サックス(GS)490.64ドル +3.18ドル(+0.65%)
インテル(INTC) 19.43ドル -0.67ドル(-3.33%)
アップル(AAPL) 220.85ドル -1.92ドル(-0.86%)
アルファベット(GOOG) 157.81ドル -0.80ドル(-0.50%)
メタ(META) 512.74ドル +0.98ドル(+0.19%)
キャタピラー(CAT) 336.75ドル -3.49ドル(-1.02%)
アルコア(AA) 30.48ドル +0.26ドル(+0.86%)
ウォルマート(WMT) 77.24ドル +0.07ドル(+0.09%)
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