[注目トピックス 市況・概況]新興市場見通し:様子見ムードの強まる展開でリスクテイクの動きは限定的か

*17:04JST 新興市場見通し:様子見ムードの強まる展開でリスクテイクの動きは限定的か
先週(8/26-30)の新興市場は、外部環境の先行き不透明感が心理的な重しとなり、換金売り優勢の展開となった。シリア情勢の緊迫化を背景にリスクオフムードが強まったことが、押し目買い意欲を後退させた。また、9月以降の重要イベントを見極めたいとの見方が広がったほか、手掛かり材料も乏しい中で積極的な売買は手控えられる格好に。値動きの軽さを材料視したやや消去法的な物色が中心となり、賑わいにも欠ける1週間となった。なお、週間の騰落率は、日経平均が-2.0%であったのに対して、マザーズ指数は-3.3%、日経ジャスダック平均は-0.9%だった。

個別では、タカラバイオ<4974>やリプロセル<4978>、ペプチドリーム<4587>、OTS<4564>など、バイオ関連が軟調だった。先端医療開発の予算増額が伝わり強含む場面も見られたが、リスクオフムードの中で換金売りに押された。その他、アドウェイズ<2489>やネットイヤー<3622>など、LINE関連も冴えない動きとなった。一方、ガンホー<3765>が週間で約27%の大幅上昇となった。ニンテンドー3DS用ソフト「パズドラZ」を12月12日に発売すると発表し、自律反発狙いの買いが優勢に。また、シリア情勢の緊迫化を受けて、防衛関連の一角として重松製<7980>などに物色が向かった。なお、29日にマザーズ市場へ上場したN・フィールド<6077>の初値は公開価格の約2倍と好スタートを切ったほか、初値形成後も短期資金を巻き込んで上値追いへ。

今週(9/2-6)の新興市場は、重要イベントが目白押しとなる中で、様子見ムードの強まる展開となりそうだ。国内では9日に発表される4-6月期GDP改定値と消費増税論議の行方、7日に発表される2020年夏季五輪の開催地など、海外ではシリア軍事介入の動向、米国の8月雇用統計など、国内外で様子見につながる材料が相次ぐ。そのため、リスクテイクの動きは限定的になるとみられ、積極的な売買は手控えられるだろう。主力の景気敏感株に手掛けづらさが意識される中で、短期資金は新興市場の中小型株に向かう可能性はあるものの、あくまで値幅取り狙いの動きが中心となる公算。なお、マザーズ指数は6月下旬、8月中旬とサポートラインとして意識された200日線が接近しており、自律反発狙いの動きは期待されるところ。

個別では、値動きの軽いテーマ株を中心に、値幅取り狙いの資金が向かうことになりそうだ。とりわけ、先週末にかけて強含みの動きが見られていたバイオ関連に短期資金が向かう可能性があるだろう。やや消去法的な物色となる面はあるものの、前述の通り、マザーズ指数が200日線水準から反転となる場合には、マザーズ市場の時価総額上位であるバイオ関連に見直しの動きが見込まれる。

また、先週はガンホーに自律反発狙いの動きが見られており、同社のリバウンドが継続するとゲーム関連への物色波及も期待される。ちなみに、同社のホームページでは詳細不明の「カウントダウンサイト」が登場し、9月3日15時に向けて思惑的な物色が強まる可能性も。その他、週末には一部で2020年夏季五輪の招致レースで東京が最有力候補とも報じられており、新興不動産やインフラ関連を中心にオリンピック関連の動向には関心が続こう。


《FA》

あわせて読みたい

Fiscoの記事をもっと見る

トピックス

今日の主要ニュース 国内の主要ニュース 海外の主要ニュース 芸能の主要ニュース スポーツの主要ニュース トレンドの主要ニュース おもしろの主要ニュース コラムの主要ニュース 特集・インタビューの主要ニュース

経済ニュースアクセスランキング

経済ランキングをもっと見る

コメントランキング

コメントランキングをもっと見る
2013年8月31日の経済記事

キーワード一覧

このカテゴリーについて

経済、株式、仕事、自動車、金融、消費などビジネスでも役に立つ最新経済情報をお届け中。

通知(Web Push)について

Web Pushは、エキサイトニュースを開いていない状態でも、事件事故などの速報ニュースや読まれている芸能トピックなど、関心の高い話題をお届けする機能です。 登録方法や通知を解除する方法はこちら。