[注目トピックス 市況・概況]新興市場見通し:良好な外部環境が下支えも、IPOラッシュを前に方向感の乏しい展開

*17:22JST 新興市場見通し:良好な外部環境が下支えも、IPOラッシュを前に方向感の乏しい展開
先週(11/18-22)の新興市場は、リスクオンムードが高まる中で、堅調な展開となった。米国の量的緩和長期化観測を背景とした米国株高、リスクオンの中での円安進行など、良好な外部環境が支援材料に。また、年末に向けてのIPO(新規株式公開)ラッシュがスタートし、初値が公開価格の3倍超となる銘柄が相次いだことも追い風となった。IPOの活況を受けて中小型株にあらためて関心が高まり、直近で物色の圏外に置かれていたバイオ関連やネット関連などにも見直し買いが波及し、マザーズ指数は21日まで8日続伸。なお、週間の上昇率は、日経平均が1.4%であったのに対して、マザーズ指数は3.6%、日経ジャスダック平均は0.7%だった。

個別では、19日に上場したANAP<3189>の初値が公開価格の約5.1倍、20日に上場したメディアドゥ<3678>が約3.6倍、M&Aキャピタルパートナーズ<6080>が約3.3倍となり、揃って好スタートとなった。ただし、メディアドゥこそ初値形成後に上値を試す展開となったものの、ANAPとM&Aキャピタルパートナーズについては利益確定売りに押され大幅下落へ。その他、サイバーエージ<4751>や楽天<4755>、セリア<2782>など、「JPX日経インデックス400」構成銘柄が堅調だった。一方、いちごHD<2337>やユーグレナ<2931>は、公募増資の発表が嫌気され軟調。また、経産省が太陽光発電の買い取り価格の引き下げを視野に、再生可能エネルギーの普及策を見直すと報じられ、ウエストHD<1407>やフェローテック<6890>など、太陽光発電関連も売り優勢となった。

今週(11/25-29)の新興市場は、良好な外部環境が下支え要因となる一方、来月のIPOラッシュを前に方向感の乏しい展開となりそうだ。米国を中心とした海外株高や円安進行などが追い風となり、リスクテイクの動きは続くことが見込まれる。ただし、先週の新興市場の売買代金は、IPO銘柄を除くとあまり増加していなかった。IPO銘柄についても、公開価格を大きく上回る初値を付けた後は、急速に値を崩す銘柄も散見されており、新興市場全体の需給を好転させる程のポジティブインパクトにはつながっていない印象。先週末時点で、12月は17社の上場が予定されており、年末に向けてのIPOラッシュに資金を確保しておく個人投資家が増加することも想定される。

個別では、先週上場したメディアドゥをはじめ、直近IPO銘柄の動向が注目されることになりそうだ。メディアドゥは初値形成後も電子書籍関連やLINE関連のテーマ性を背景に短期資金の流入が続いており、10月に上場したエナリス<6079>のように新興市場全体の物色の柱となると、個人投資家の資金回転が利くことになろう。また、先週末に上場し初値が付かない程の人気化となったじげん<3679>、29日にマザーズ市場へ上場予定のアライドアーキテクツ<6081>などの初値形成後の動向なども注目されよう。

その他、先週末にenish<3667>が東証1部または2部への市場変更を発表している。enishは昨年12月に新規上場し、1年未満での市場変更となり、コロプラ<3668>など直近IPO銘柄の中で昇格期待銘柄には思惑的な動きが先行する可能性もありそうだ。


《FA》

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