[注目トピックス 市況・概況]欧米為替見通し:人民元は弱含みか、欧米で取引拡大も経済指標下振れなどを嫌気

*17:22JST 欧米為替見通し:人民元は弱含みか、欧米で取引拡大も経済指標下振れなどを嫌気

今日の欧米の外為市場では、中国人民元は弱含みそうだ。取引時間の延長に伴い、国際化が進められる元の需要増が見込まれるため、欧米市場での取引は拡大する見通し。ただ、直近の経済指標の下振れや中国株安が嫌気され、元売りに振れる展開を予想する。

中国人民銀行(中銀)は今日以降、人民元の取引終了時間を16時半(日本時間17時半)から23時半(同24時半)に延長する。取引時間はこれまでの7時間から14時間に倍増。国際通貨基金(IMF)の特別引き出し権(SDR)構成通貨に人民元が採用されたことを受け、欧米の金融機関に配慮した対応で、人民元の国際化を加速させる狙いがある。なお、取引の目安となる基準値の設定は、16時半のレートが参考にされる。

ただ、取引延長の初日はさえない値動きとなりそうだ。1日発表の中国・12月製造業購買担当者景況感指数(PMI)は49.7と、11月実績の49.6を上回ったものの、予想の49.8を小幅に下振れた。また、4日発表の12月財新PMI製造業は48.2となり、市場コンセンサスの48.9と11月実績の48.6をそれぞれ下回った。これらの経済指標が材料視され、アジア取引時間帯では中国株安・元安に振れた。こうした動きを受け、ある邦銀の外為ストラテジストは、欧米では1ドル=6.51元台の取引を予想する。反面、ドルが軟調地合いとなっていることから、過度な元安は想定しにくい。

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