[注目トピックス 市況・概況]国内株式市場見通し:英国EU離脱問題を警戒しつつ個別物色が活発に

*14:49JST 国内株式市場見通し:英国EU離脱問題を警戒しつつ個別物色が活発に
先週の日経平均は下落。米国市場ではNYダウが18000ドルを回復したほか、原油相場の50ドル乗せ、さらに中国経済に対する不透明感が和らぐなか、一時16800円を回復する場面もみられた。しかし、イエレンFRB議長講演を受けた早期利上げ観測の後退によって円相場は1ドル106円台での推移とその後の円高が重石になった。

週末に先物オプションSQを控えていたことも手掛けづらさにつながっていた。もっとも、SQ通過後も今週の日米経済イベントのほか、来週に迫った英国のEU離脱を巡る国民投票を控え、方向感の掴みづらい相場展開だった。

日経平均は価格帯別出来高で商いが膨れている16800-17000円レベルを捉えることができなかったが、想定内といったところ。目先は下値を固めつつ出来高のカベの突破を見極めたいところであろう。その中で物色は個人主体による中小型株に集中し、ゲームやバイオ関連の一角のほか、フィンテック、ブロックチェーン等の関連銘柄の一角に動意がみられている。さらに、週末にはLINEの上場観測が報じられたことから、LINE関連への物色もみられた。

今週は日米の経済イベントに関心が集まろう。14、15日に米連邦公開市場委員会(FOMC)が開催され、終了後に声明と経済予測が発表される。15、16日に日銀金融政策決定会合を開き、結果発表後に黒田総裁が会見する予定である。FOMCでは6月の利上げの可能性はないが、5月の米雇用統計が低調だったにもかかわらず、多くのエコノミストは連邦準備制度理事会(FRB)が今夏に追加利上げを実施するとみている。イエレンFRB議長の声明で5月の雇用統計が「異常値」だったとの判断が示されるようだと、7月の可能性が再燃する可能性もあり、一方向の円高といった流れは落ち着きそうだ。

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