[注目トピックス 市況・概況]国内株式市場見通し:アク抜け期待も北朝鮮情勢や政治不安が重しにも

*16:59JST 国内株式市場見通し:アク抜け期待も北朝鮮情勢や政治不安が重しにも
先週の日経平均は上昇。5日続伸で2015年8月以来の20700円を回復した。北朝鮮情勢のほか、衆院選で与党が苦戦して国内政治が不安定化する懸念も浮上するなか、積極的な売買は手控えられた。しかし、その中で海外ファンド経由とみられるインデックス買いが断続的に入っており、指数インパクトの大きい値がさ株など主力処が日経平均を押し上げた。米国ではトランプ政権が公表した税制改革案の実現期待から投資家心理が改善するなか、予想を上振れた経済指標や米長期金利の上昇が好感された。一方で、個人主体の中小型株は高安まちまちとなり、週を通じて防衛関連への物色が強まるなど、手掛けづらさが窺えた。

来週は米雇用統計が通過するほか、中国市場が休場明けとなり、アク抜けから物色が強まる可能性がありそうだ。9月の米雇用統計については、ハリケーンの影響で就業者数が7年ぶりに減少した。一方で失業率は4.2%と2001年初め以来の低水準をつけ、労働参加率は前月の62.2%から62.6%へ上昇した。これほど力強い労働市場と安定的な経済成長は消費者物価の上昇を加速させるとみられ、連邦準備制度理事会(FRB)は年内の追加利上げ路線を維持する公算が大きい。

中国については、休場中に香港ハンセン指数が約10年ぶりの高値をつけた他、上場している中国企業のうち、中国本土で登記している企業の株式を表している香港H株指数が高値を更新しており、国慶節による休場明けの中国市場の上昇が意識されそうだ。休場中には商品相場も低迷していたこともあり、中国関連のほか市況関連への関心も高まりそうである。

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