[注目トピックス 市況・概況]為替週間見通し:ドルは上値の重い状態が続くか、大幅利下げ観測が再浮上

*15:25JST 為替週間見通し:ドルは上値の重い状態が続くか、大幅利下げ観測が再浮上
【先週の概況】
■米中対立激化でドル売り強まる

先週のドル・円は弱含み。米トランプ政権が中国通信機器メーカーの 華為技術(ファーウェイ)に対する禁輸措置の適用をさらに90日間猶予すると発表したことや、ドイツ政府による財政出動の可能性が浮上したことからリスク選好的なドル買い・円売りが一時優勢となった。米国の大幅利下げ観測が後退したこともドル買い材料となり、一時106円74銭までドル高・円安が進んだ。

しかしながら、中国政府が23日、対米報復関税を発表したことを受けて米トランプ政権は対中関税の新たな引き上げを発表したことから、リスク回避のドル売りが再び活発となった。トランプ大統領は米企業に対し中国からの事業撤退も要求しており、通商問題などを巡る米中の対立は一段と深まり、米中貿易摩擦は長期化するとの見方が広がった。米国経済は2020年に景気後退入りするとの思惑も広がり、世界経済のさらなる減速が懸念されたことから、23日のニューヨーク外為市場でドル・円は、106円74銭から105円26銭まで反落し、105円42銭でこの週の取引を終えた。ドル・円の取引レンジ:105円26銭−106円74銭。

【今週の見通し】
■ドルは上値の重い状態が続くか、大幅利下げ観測が再浮上

今週のドル・円は上値の重い状態が続くとみられる。米中貿易摩擦の激化・長期化の可能性は高まり、米連邦準備制度理事会(FRB)による大幅利下げへの思惑が再浮上していることから、ドルは買いづらい展開となりそうだ。

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