*17:36JST ブレイクスルー君:電話1本で売上が発生する?コロナ禍での業界【FISCOソーシャルレポーター】


以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家ブレイクスルー君氏(ブログ「セイムエアー」を運営)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。


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※2020年8月11日6時に執筆

皆様ごきげんよう。ブレイクスルー君です。正社員として精神保健福祉士。副業アルバイトとして警備員。その他業務委託やポイ活で生計を立てている投資家です。投資スタンスは日米株のハイブリッド戦略で形作る配当優待戦略を取っています。
たまにグロース株も見てます。

コロナウイルスの勢いが止まりませんね。10日時点での累計感染者数は5万人超え。こうなったら経済が滞ることを懸念されている方もいるでしょう。真綿で首を絞められる。そんな感覚を持っている投資家もいるかもしれません。


ただ、そんなコロナ禍でも安定的に業績を上がるとみている業界があります。それが障害福祉サービス関連企業と考えています。私自身が精神保健福祉士でもあります。


福祉が良くないと国の根幹が揺らぐ。誰が言ったかそんなことまで言われている業界。正直なところ病院は景気が良くない。
国民医療費が40兆円を超え、しかもこのコロナでどこの病院も赤字だ、ボーナスを支給しないだよろしくない話ばかりです。一方で障害福祉業界はどうでしょうか。

児童発達支援事業、生活介護事業、訪問看護事業。種々の事業がありますがこのコロナ禍でもこれらの業界は「電話1本」で売上が上がることもあります。

例えばですが生活介護事業について概観してみる。新型コロナウイルスに伴う在宅への支援について。
例えば某自治体から示されている書類にこんな文言が見つかります。

「訪問による支援が困難な利用者については、電話等による健康管理や相談支援等の支援を行うこと。」

つまり電話で売上が発生する場合も想定されます。
上場企業でこのような業態でやっている会社もいくつかありますね。

LITALICO。就労移行支援事業、児童発達支援事業、放課後等デイサービス事業等を行っている会社です。会社名の由来は利他と利己。
中々ウィットに富んでいると思っています。

N・フィールド。精神障害者に対する訪問看護を行っている会社です。「地域社会における在宅医療サービスを通じて、安全・安心・快適な生活環境を創造し、人々のライフプランに貢献する」という理念も素晴らしいとみています。

どの事業分野においてもコロナが怖いから外出したくないという利用者さん、お子さん、保護者さんの声もあるかもしれないですよね。ただ、厚労省が、

「訪問による支援が困難な利用者については、電話等による健康管理や相談支援等の支援を行うこと。」

というふうに指針を出している。
そしてそれに沿ってこれらの事業所も対応を行っている。そしてその対応を行った事業所は国に加算(一般企業における売上)を計上できる。これこそが障害福祉事業の安定感だと考えています。

もちろん大幅な売上は上がらないかもしれない。ただ、一定で売上を見込むことができるでしょう。コロナウイルスで不安定な経済と異なりド「安定」、請求先は日本国。まさに国債にも負けずとも劣らないスタイルなのではないのでしょうか。

また、ソーシャルインクルージョンという言葉があります。日本語訳で社会的包摂。高齢者や障害者、生活困窮者等、社会的に不利な立場に置かれている人をみんなで支えていこうという概念です。福祉企業に投資することでそんな概念にも協賛することができます。ESG投資にも通ずる部分がありますね。

福祉。
「ふ」つうの、「く」らしを、「し」あわせにするビジネス。
そんな企業群をあなたのPFにぜひ組み入れてみてください。


ブレイクスルー君はどんな福祉をしているのかって?
今日やることは明日やるスタイルで定時ダッシュ。
そこからの副業バイトだよ!(泣)

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執筆者名:ブレイクスルー君
ブログ名:セイムエアー



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