2日のニューヨーク外為市場でドル・円は、104円63銭から104円87銭まで上昇して104円77銭で引けた。米10月ISM製造業景況指数が2年ぶり高水準に上昇したほか、10月製造業PMI改定値も予想外に上方修正され、昨年1月来で最高となったことを好感したドル買いが優勢となった。
ユーロ・ドルは1.1653ドルからまで強含んだ後、1.1623ドルまで下落して1.1639ドルで引けた。新型コロナウイルスの再流行でユーロ圏の主要諸国は都市封鎖(ロックダウン)に踏み切り景気見通しが悪化。さらに欧州中央銀行(ECB)の追加緩和観測を受けたユーロ売りが優勢となった。ユーロ・円は121円73銭から122円02銭まで上昇。ポンド・ドルは1.2943ドルまで上昇後、1.2890ドルまで反落した。英EUの離脱交渉官が「行き詰まり打開が近い」と楽観的見解を示し、通商交渉の合意期待に一時ポンド買いが強まったが、ロックダウンや英国中銀の追加緩和観測を受けたポンド売りに上昇も限定的となった。ドル・スイスは0.9177フランから0.9208フランまで上昇した。
《MK》
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