23日のニューヨーク外為市場でドル・円は、103円70銭から104円64銭まで上昇し、104円53銭で引けた。マークイット11月製造業PMI速報値が予想外に上昇し、債券利回りの上昇に伴うドル買いが加速。トランプ米政権が進める「ワープ・スピード作戦」の責任者が「12月中旬にも国内でワクチン接種が開始される可能性がある」と指摘したことも材料視されたようだ。
ユーロ・ドルは1.1905ドルから1.1800ドルまで下落し、1.1841ドルで引けた。ユーロ圏マークイット11月総合PMIが5月来の低水準に落ち込んだことを嫌気したユーロ売りが強まった。ユーロ・円は123円22銭まで下落後、123円83銭まで上昇。ポンド・ドルは1.3398ドルまで上昇後、1.3264ドルまで下落。通商交渉合意への期待が広がったが、良好な米国経済指標を受けたドル買いに押された。ドル・スイスは0.9076フランまで下落後、0.9148フランまで上昇した。
《MK》
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