16日のニューヨーク外為市場でドル・円は、103円29銭から103円92銭まで上昇したが、103円42銭で引けた。米追加経済対策協議で週内合意への期待が広がったことや、米連邦公開市場委員会(FOMC)で量的緩和(QE)の構成や資産購入ペース修正を見送ったため、ドル買いが一時優勢となった。
ユーロ・ドルは1.2206ドルから1.2125ドルまで下落し、1.2198ドルで引けた。米長期金利の上昇などを意識して、ユーロ売りが一時優勢となった。ユーロ・円は125円92銭から126円35銭まで上昇。米追加経済対策の合意期待にリスク選好の円売りが優勢となった。ポンド・ドルは1.3554ドルまで上昇後、1.3451ドルまで反落。英国と欧州連合(EU)の通商交渉進展を好感してポンド買いが優勢となった。ドル・スイスは0.8837フランから0.8892フランまで上昇。米財務省はベトナム、スイスを為替操作国と認定したため、一時フラン買いが強まったが、スイス中央銀行は為替介入を継続する意向を表明したため、フラン売りが優勢となった。
《MK》
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