クリレスHD Research Memo(1):22年2月期上期はコロナ禍継続でも計画を大きく上回る増益(黒字転換)達成

■要約

1. 会社概要
クリエイト・レストランツ・ホールディングスは、ショッピングセンター内のレストラン及びフードコートの運営を主力とするとともに、M&Aにより獲得した居酒屋業態や飲食店業態も展開している。集客力の高い立地へのこだわりとそれぞれの立地環境(地域特性や顧客属性、競合状況等)に見合った業態の組み合わせによるマルチブランド・マルチロケーション戦略に特徴があり、それが同社の主力事業を支えてきた。2021年8月末現在の店舗数は約250業態で1,060店舗※となっている。また、過去数年においては、積極的なM&Aを通じて成長性のある業態を同社の成長に取り込む「グループ連邦経営」を推進してきた。足元では新型コロナウイルス感染症の拡大(以下、コロナ禍)による影響が継続し、外食業界に影を落としているが、徹底したコストコントロールを通じた収益体質の強化等により、早期回復と環境変化への対応を図る方針である。

※業務受託店舗、FC店舗のすべてを含む(以下、同様)。

2. 2022年2月期上期決算の概要
2022年2月期上期の業績(IFRS基準)は、売上収益が前年同期比7.7%増の34,493百万円、営業利益が7,314百万円(前年同期※1は9,760百万円の損失)と、コロナ禍が継続するなかでも、計画を上回る大幅な増益(黒字転換)となった。重視する調整後EBITDA※2についても、15,121百万円のプラスとなり、コロナ禍前の水準をも上回る状況となっている。売上収益は、相次ぐ緊急事態宣言の発出に伴う時短営業や休業等により居酒屋業態を中心とする「SFPカテゴリー」が大きく下振れたものの、郊外SCが好調であった「CRカテゴリー」の上振れや「海外カテゴリー」の回復によりカバーしたほか、「専門ブランドカテゴリー」についても、日常ブランド(ベーカリーやそば・つけめん業態等)の貢献によりほぼ計画どおりに推移した。一方、損益面では、徹底した固定費削減(人件費の削減等)により筋肉質なコスト構造への転換が完了したことに加え、当初見込みを超えた時短営業協力金・雇用調整助成金※3等の下支えもあり、大幅な増益(黒字転換)を達成することができた。また、DX(デジタルトランスフォーメーション)推進プロジェクトやグループの購買企画機能を担う新会社の設立など、将来を見据えた取り組みでも一定の成果をあげている。
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