日経平均は続伸。
19日の米株式市場でNYダウは499.51ドル高と3日ぶり大幅反発。経済指標の上振れなどを背景に上昇スタート。公共交通機関でのマスク着用義務が撤回されたことで経済活動再開への期待が一段と高まったことも支援。2021年分の確定申告の締切を通過し、税還付金による新規投資なども追い風になったとみられ、金利上昇のなかでも個人投資家人気の高いハイテク株も買われ、ナスダック総合指数は+2.15%と大幅反発。米株高に加えて1ドル=129円台まで進んだ円安を追い風に輸出関連企業に買いが先行し、日経平均は225.70円高でスタート。
個別では、円安進行を追い風にトヨタ自、ホンダ、日産自が軒並み大幅に上昇。航空会社のユナイテッドやクルーズ運営のカーニバルが買われた米株市場の動向を映し、JALやエアトリ、OLCなどのレジャー関連も上昇。米金利上昇を支援要因に第一生命HD、三菱UFJも堅調。
セクターでは輸送用機器、精密機器、ゴム製品などが上昇率上位に並んだ一方、不動産、鉱業、非鉄金属などが下落率上位に並んだ。東証プライムの値上がり銘柄は全体の67%、対して値下がり銘柄は29%となっている。
値上がり寄与トップはファーストリテとなり1銘柄で日経平均を約17円押し上げた。
一方、値下がり寄与トップはNTTデータとなり1銘柄で日経平均を約7円押し下げた。同2位はコナミHDとなり、日産化学、キーエンス、バンナムHDがつづいた。
*11:30現在
日経平均株価 27139.99(+154.90)
値上がり銘柄数 164(寄与度+214.85)
値下がり銘柄数 57(寄与度-59.95)
変わらず銘柄数 4
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ファーストリテ 63400 500 +17.57
ソフトバンクG 5617 70 +14.76
トヨタ自 2255 78 +13.71
テルモ 3926 86 +12.09
ホンダ 3427 113 +7.94
信越化 17720 225 +7.91
リクルートHD 5079 70 +7.38
オリンパス 2392 49 +6.89
デンソー 7537 180 +6.33
ソニーG 11460 180 +6.33
7&iHD 5720 167 +5.87
ファナック 21000 155 +5.45
スズキ 4143 154 +5.41
京セラ 6814 75 +5.27
資生堂 6077 141 +4.96
富士フイルム 7487 135 +4.74
中外薬 4207 30 +3.16
花王 5044 90 +3.16
ブリヂス 4726 87 +3.06
エプソン 1828 42 +2.95
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
NTTデータ 2363 -41 -7.20
コナミHD 8010 -190 -6.68
日産化 7220 -160 -5.62
キーエンス 53490 -1270 -4.46
バンナムHD 8949 -120 -4.22
TDK 4085 -35 -3.69
アドバンテス 8500 -50 -3.51
住友不 3439 -73 -2.57
KDDI 4206 -12 -2.53
セコム 8798 -54 -1.90
住友鉱 6519 -95 -1.67
協和キリン 2693 -42 -1.48
横河電 2134 -38 -1.34
三井不 2702 -37.5 -1.32
エーザイ 5656 -35 -1.23
サイバー 1427 -32 -0.90
東京海上 6702 -48 -0.84
JPX 2140.5 -23 -0.81
任天堂 64250 -220 -0.77
キッコマン 8240 -20 -0.70