[注目トピックス 日本株]Eストアー Research Memo(6):Eコマース自体は依然としてブルーオーシャンの状況

*18:30JST Eストアー Research Memo(6):Eコマース自体は依然としてブルーオーシャンの状況

■中期的見通し

石村代表は、Eコマース(EC)業界の現状について「レイトマジョリティの段階に入った」と分析している。レイトマジョリティというのはイノベーター理論における5段階のうち、最後から2番目のステージだ。新しいものやサービスに対して懐疑的な目で見てきたがいよいよ他の大勢とともに自分もそれらを利用しようという人々だ。次の5番目に残るのはラガードと呼ばれる、最後まで新サービスなどを受容しない人々だ。すなわち、レイトマジョリティに近づいたということは、Eコマースというものがもはや新規開拓の余地がきわめて狭まってきているという状況を意味する。

ここで混同しがちなのは、レイトマジョリティのステージに入ったのは、同社の手掛けるEC‐ASP事業のことであって、Eコマース自体は依然としてブルーオーシャンの状況にある、ということだ。つまり、商店や企業がネットショップにこぞって乗り出す時期はもう終盤戦に入り、あとは、そのネットショップでどれだけ収益を稼ぐかというステージに入ってきたということだ。

Eストアー<4304>の説明では、日本のEコマースの究極的な市場規模は320兆円と言われており、現時点での日本でのEコマース関連の市場規模はまだ20~26兆円程度ということだ。この数字にはEストアーが行ってきた、ネットショップを行うための仕組みづくりにかかるような要素も含まれている。一方、まだ手つかずの300兆円はというと、ここでは実際の店舗の売上高やネット上の広告宣伝費といった要素の占める割合が、これまでの20兆円市場に比べて、高くなるとの推論が可能だ。

Eストアーが、創業以来たびたび事業構造の変革に挑戦し、今現在は集客事業に注力しているのも、すべてはこの点に行き着く。石村代表のリーダーシップのもと、同社は正しい方向に進んでいると思われる。あとは、数字として結果を出すのみである。

中期的な業績の数字に関して、同社は一切公表していない。したがって投資家を含めた外部分析者にとっての視点の置き方としては、(1)Eコマース市場が一般に期待されているようなペースで拡大しているかどうか、(2)Eストアーの収益成長のペースが市場自体の成長ペースをアウトパフォームできているかどうか、の2点になってこよう。

(執筆:客員アナリスト 浅川裕之)


《FA》

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