[注目トピックス 日本株]泉州電業 Research Memo(6):前期決算は売上総利益が減少も経費抑制で販管費率が改善

*18:33JST 泉州電業 Research Memo(6):前期決算は売上総利益が減少も経費抑制で販管費率が改善

■決算動向

(1)2013年10月期の連結業績

○収益状況

昨年12月11日に発表された泉州電業<9824>の2013年10月期の連結業績は、売上高で前期比7.2%増の69,790百万円、営業利益で同12.0%減の1,937百万円、経常利益で同6.1%減の2,268百万円、当期純利益で同5.2%減の1,318百万円となった。売上高が伸びたのは銅価額の上昇が主な要因で、平均の銅建値は前期比で11.4%上昇、これによって売上高は約5%押し上げられた。

売上高総利益率が前期比1.3ポイント減の13.5%に低下したことが減益の要因となった。総利益率が低下した要因は、収益性の低い電力ケーブルの売上高が11.6%増と2ケタ増収となった一方で、収益の柱である機器用・通信用電線の売上高が1.9%減となったことによる。こうした要因によって、売上総利益は前期比2.0%減の9,416百万円となった。一方、販管費は人件費やその他経費の抑制に努めたことで、対売上比率で0.7ポイント改善したものの、粗利益率の低下をカバーするまでには至らず、結果、営業利益率は2.8%と前期比で0.6ポイント低下し、営業減益につながった。

営業外収支は前期比で117百万円改善したが、このうち57百万円は為替差損益の影響によるものとなっている。この結果、経常利益は6.1%減にとどまった。また、実効率が前年同期の46.6%から42.2%へ低下したことで、当期純利益の減益率は5.2%と営業利益や経常利益と比較して小幅にとどまっている。


○財務状況

2013年10月期末の資産合計は前期末比3,481百万円増の54,668百万円となった。流動資産は同2,553百万円増の35,966百万円となったが、主に現預金や売上債権が増加したことによる。固定資産は、同928百万円増の18,702百万円となったが、主に投資有価証券の時価が上昇したことによる。

負債については、負債合計は同1,962百万円増の22,921百万円となった。流動負債は同1,895百万円増の20,610百万円となったが、主に仕入債務の増加等による。固定負債は同67百万円増の2,311百万円となった。純資産合計は、利益剰余金やその他有価証券評価差額金等の増加から、同1,520百万円増の31,747百万円となった。


○キャッシュ・フローの状況

営業活動によるキャッシュ・フローは2,202百万円であったが、税金等調整前当期純利益2,327百万円、減価償却費422百万円、仕入債務の増加2,065百万円等の収入に対して、売上債権の増加1,175百万円、商品の増加161百万円、法人税等の支払い1,187百万円等の支出による。

投資活動によるキャッシュ・フローは683百万円の支出であったが、主に有価証券等の償還や売却による収入419百万円に対して、有形固定資産の取得439百万円、子会社株式の取得562百万円等の支出による。財務活動によるキャッシュ・フローは419百万円の支出であったが、主に配当金の支払い337百万円による。


(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島昇)


《FA》

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