[注目トピックス 日本株]ビューティ花壇 Research Memo(11):成長のための成長を目指して着々と足場を固める戦略

*16:43JST ビューティ花壇 Research Memo(11):成長のための成長を目指して着々と足場を固める戦略

■中長期戦略

同社<3041>は、中期経営計画として、経常利益500百万円を目指すとともに、東証1部への市場変更も視野に入れている。同社が、規模拡大や東証1部上場にこだわるのは、スケールメリットの追求はもちろん、資金調達力や社会からの信用、優秀な人材等を得ることで、中小・零細事業者がひしめきあう業界を束ねる企業体力や管理体制を強化し、主導的な立場で業界再編を手掛ける構想を描いているからである。具体的には、生花事業のFC展開を目指しているが、葬儀関連ビジネスや生花小売店への参入など、垂直展開も検討している。

そして、そこへ到達するための戦略として、(1)環境に適応し成果を出せる経営組織への変革、(2)生花事業における収益力強化、(3)周辺事業参入による生花事業とのシナジー創出と新規事業の育成による経営リスクの分散を掲げている。

まず(1)に関しては、経営判断の迅速化と効率化、事業間シナジーの創出を図るため、持ち株会社への移行の検討も行うとしている。

また(2)に関しては、生花祭壇事業では、顧客ニーズの変化に的確に対応する技術力や新しい生花祭壇の企画・提案力の向上を進めるほか、徹底したローコストオペレーションの実現に取り組んでいく。特に、加工物流センターの強化や、配送の仕組みを見直すことによる配送費(労務費を含む)の圧縮、同社グループの派遣スタッフ活用等による人件費の削減等には、まだ改善の余地が十分にあると考えられる。また、海外に関しても、現在台湾で普及している生花祭壇を、マレーシア、シンガポール、中国沿岸部の大都市圏などへも普及させていく計画であり、そのための展示会やデモンストレーションなども継続して行っていく。

一方、生花卸売事業では、付加価値の高い商材(生花)や価格競争力のある商材の開発を国内外の生産者と進めるほか、台湾をはじめ、アフリカや南米からの輸入量拡大によって、仕入コストの一段の削減を図る方針である。

最後に(3)に関しては、これまで買収した子会社とのシナジー効果の創出に取り組むとともに、介護事業や有料老人ホームの事業へも参入する計画である。

生花祭壇事業は、成長市場であり、また、同社の市場シェアはまだ1~2%と低く、営業エリアでも進出していない地域も多くあることから、潜在的な成長余地は依然大きいものと考えられる。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田 郁夫)


《FA》

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