*16:50JST 新興市場銘柄ダイジェスト:リプロセルと富士マガがストップ高
コラボス 702 -119
急落。19年3月期を最後に、株主優待制度を廃止すると発表している。
想定以上の株主が同社株を保有したため、株主への公平な利益還元の在り方について検討を重ねた結果という。今後も株主への利益還元を重要な経営課題と位置づけた上で、新サービスの商品開発や中核事業への開発投資に経営資源を集中させる。同社は毎年3月末時点で100株以上を保有する株主を対象に3000円相当のグルメカタログギフトを贈呈していた。

富士マガ 1317 +300
ストップ高。19年12月期の営業利益を従来予想の1.87億円から3.25億円(前期実績2.52億円)に上方修正している。配送料の価格改訂に加え、配送手法の切り替えが順調に進んだため。
また、消費増税による買い控えの影響が限定的だったこと、営業日の関係で1月に発売される雑誌の定期購読の注文締め日が12月末に前倒しされたことも利益を押し上げる見通し。

リプロセル 328 +80
ストップ高。一部メディアが「大阪大学の澤芳樹教授らは27日、iPS細胞から育てた心臓の細胞をシート状にし、重症心不全患者に移植する世界初の手術をしたと発表した」などと報じ、買い材料視されている。リプロセルは27日に「今春にも再生医療用のiPS細胞の製造受託サービスを始める」と伝えられ、株価が急騰した。買い手掛かりが続いており、投資家から注目を集めたようだ。

サンウッド 580 -46
大幅に反落。
20年3月期第3四半期累計の営業利益を8.68億円(前年同期実績0.02億円)と発表。主要セグメントの不動産開発事業が好調だった。通期予想は前期比85.3%増の7.80億円で据え置いた。第3四半期累計時点で既に上回っているが、21日に業績修正を公表済みで材料出尽くし感から売りが出た。24日に昨年来高値(658円)を付けてから利益確定売りに押されていることも株安につながったようだ。

メディシノバ 682 +22
大幅に5日ぶり反発。
新規化合物MN-001(Tipelkast)の特発性肺線維症を適応として出願中の特許に対し、欧州特許庁から承認通知があったと発表している。肺の瘢痕化の抑制やヒドロキシプロリン値上昇の抑制や制御、肺密度上昇の減少などについても特許が認められたという。錠剤やカプセル剤、液体製剤の経口薬としての特許も認められている。今回の特許は少なくとも35年5月までをカバーする。

ips 1249 +83
大幅に4日ぶり反発。子会社InfiniVANがフィリピン共和国国家通信委員会から5G(次世代通信規格)に用いる周波数帯割当の通知書を受領したと発表。
割当内容は3.6-3.8GHz(うち100MHz)。現在割当を受けている24GHz帯に比べ、壁を通さないなどの課題がなく、電波が到達する距離が長いため基地局の建設が少なくて済むメリットがあるという。同社で実証実験を経た後、実用化を推進する。
《ST》