30日前引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり51銘柄、値下がり171銘柄、変わらず3銘柄となった。
日経平均は5日続伸。22.20円高の26666.91円(出来高概算5億9128万株)で前場の取引を終えている。前週末27日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は37.90ドル高の29910.37ドル、ナスダックは111.44ポイント高の12205.85ポイントで取引を終了した。新型コロナワクチンへの期待に加え、感謝祭当日の小売り各社オンライン売り上げが過去最高規模を記録したことや、政局不透明感の後退も手伝い概ね堅調に推移。ナスダック総合指数は史上最高値を更新して終了した。米国株高を受けた今日の東京株式市場は買いが先行した。日本でもワクチン実用化や米政権のスムーズな移行への期待感が株価支援要因となった。また、3月決算企業の中間配当支払い時期を迎えており、配当の再投資による株価押上げ効果も指摘された。一方、日経平均は先週末までの4日間で1100円を超す上げとなっていることもあり、寄り後は利益確定売りに押される展開となった。
値上がり寄与トップはエムスリー、同2位はファーストリテとなり、2銘柄で日経平均を約63円押し上げた。また、日経平均構成銘柄の上昇率トップはSUMCOで9.75%高、同2位はエムスリーで4.30%高だった。SUMCOの他、信越化学、東エレク、レーザーテックなど半導体関連は概ね堅調だった。