■今後の見通し
1. 2021年3月期通期の連結業績見通し
コプロ・ホールディングスの2021年3月期通期の連結業績予想(10月28日に上方修正)は、売上高が前期比17.6%増の15,432百万円、営業利益が同12.6%増の1,793百万円、経常利益が同13.3%増の1,795百万円、親会社株主帰属当期純利益が同12.7%増の1,221百万円としている。第2四半期累計の期初計画超過達成分(売上高33百万円、営業利益122百万円、経常利益126百万円、親会社株主帰属当期純利益72百万円)を上方修正した。2ケタ増収増益で、売上高・利益とも過去最高更新予想である。
2. 第2四半期累計の進捗率は低水準だが、下期は一過性コストがはく落
第2四半期累計の進捗率は売上高が47.1%、営業利益が29.6%、経常利益が29.7%、親会社株主帰属当期純利益が33.1%だった。やや低水準の形だが、売上面では下期が建設業界の需要期となり、積極的な採用によって技術社員数が増加基調であることに加えて、チャージアップの効果も寄与する見込みだ。利益面では、下期はチャージアップによる原価率改善に加えて、第2四半期累計の一過性コストの多くがはく落する見込みだ。通期会社予想は達成の可能性が高いだろう。コロナ禍でも高成長を継続することが期待される。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展)
《NB》
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