キャリアリンクは14日、2021年2月期第3四半期(20年3月-11月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比39.9%増の220.54億円、営業利益が同296.5%増の22.61億円、経常利益が同304.0%増の23.03億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同287.4%増の15.99億円となった。
事務系人材サービス事業の売上高は前年同期比61.2%増の185.33億円、営業利益は同339.6%増の21.66億円となった。BPO関連事業部門は、前期4月から当期3月迄の完成請負案件の売上高が当期3月で売上高計上になったこと並びにBPO事業者及び官公庁から新規大型BPO案件が予想以上に受注できたことなどから好調に推移した。一方、CRM関連事業部門は、新型コロナウイルス感染症拡大に伴い受注量減少の影響を受けたが、2020年5月の緊急事態宣言解除後は、緩やかながらも受注量が回復した。また、一般事務事業部門でも官公庁及び金融機関以外の民間企業向けの派遣案件で新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受けたものの、同緊急事態宣言解除後は新規案件が予想以上に受注できた。
製造系人材サービス事業の売上高は前年同期比3.4%減の23.49億円、営業利益は同105.0%増の0.41億円となった。2020年5月の緊急事態宣言解除後も製造加工部門を中心に新型コロナウイルス感染症の影響による受注量減少や派遣スタッフの出勤調整などから、当事業の売上高は前年同期比で一時減少幅が拡大したが、第3四半期に入り、食品加工、製造加工両部門において受注量の回復に努めた。