[注目トピックス 日本株]ダイコク電 Research Memo(8):2021年3月期はコロナ禍の影響を踏まえるも、下期にかけて回復に向かう想定

       
*15:28JST ダイコク電 Research Memo(8):2021年3月期はコロナ禍の影響を踏まえるも、下期にかけて回復に向かう想定
■業績見通し

1. 2021年3月期の業績予想
2021年3月期の業績予想についてダイコク電機は、期初予想を据え置き、売上高を前期比15.0%減の28,000百万円、営業利益を同72.1%減の400百万円、経常利益を同70.1%減の500百万円、親会社株主に帰属する当期純利益を同71.7%減の300百万円と減収減益を見込んでいる。

売上高は、コロナ禍による影響(ホール休業や時短営業)や、それに伴う投資意欲の冷え込み等により、上期が大きく落ち込むものの、下期にかけて段階的に市場環境が正常化し、同社の業績も回復に向かう想定となっている。特に、「遊タイム」機種への入れ替えが市場活性化に寄与するものと見ているようだ。事業別で見ると、「情報システム事業」及び「制御システム事業」ともに上期の落ち込みが大きいが、「情報システム事業」は年間を通じて減収となる一方、「制御システム事業」については増収を確保する見通しとなっている。また、利益面でも、通期では利益を確保するものの前期比では大きく減益となる想定である。

なお、同社では、コロナ禍の影響で業績が落ち込んでいるものの、2021年3月期をボトムに回復に向かうと考えている。

2. 弊社アナリストの見方
弊社アナリストは、コロナ禍の影響が継続している状況を勘案すると、同社の売上高予想の達成は決して簡単ではないと見ている。「遊タイム」による市場活性化の動きや、下期から本格参入するパチスロ機の受託開発が、どこまで業績に寄与するかがポイントとなるだろう。一方、利益予想については、研究開発費の下期へのずれ込み分を考慮しても、MGサービスによる下支えや経費削減等の効果により、達成可能な状況にあると評価している。また、2022年3月期以降を展望すると、コロナ禍が収束に向かうことを前提とすれば、市場の正常化とともに、パチンコホール業界には生き残りをかけた投資やM&Aが加速し、業界再編の動きが一気に進むことが想定される。これは、同社にとって重要なターニングポイントを迎える可能性が高いだろう。特に、業界における最大の課題は、深刻化するファン離れに歯止めをかけ、コロナ禍により減少したファンをいかにホールに呼び戻すかにある。そのためには、魅力的な遊技機の導入はもちろん、ファンに楽しんでもらうための環境づくりや市場分析が重要なカギを握るため、同社の役割は非常に大きいと見ている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田郁夫)



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2021年1月18日の経済記事

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