ADR(米国預託証券)の日本株は、トヨタ、ファナック、ソフトバンクG、ソニー、ファーストリテ、任天堂、HOYA、富士通、TDK、オムロン、日東電工など、対東証比較(1ドル103.62円換算)で全般堅調。シカゴ日経225先物清算値は大阪比180円高の28710円。
米国株式相場は下落。ダウ平均は22.96ドル安の30937.04ドル、ナスダックは9.93ポイント安の13626.07ポイントで取引を終了した。バイデン大統領がワクチン普及ペースを加速させる計画を発表、夏までに集団免疫を目指しているとしたほか、追加経済対策を巡り共和党との交渉にも前向きな姿勢を示したため寄り付き後上昇した。ただ、史上高値付近からは利益確定の売り意欲も強く引けにかけて、下落に転じた。
26日のニューヨーク外為市場でドル・円は、103円74銭から103円56銭まで下落し、103円62銭で引けた。欧州通貨高を受けたドル売りが優勢となった。ユーロ・ドルは1.2176ドルまで上昇後、1.2140ドルまで反落し、1.2162ドルで引けた。フランス中銀総裁のユーロ高けん制発言や、関係筋の話として欧州中央銀行(ECB)が米金融政策との違いがユーロ高につながっているかどうかを調査すると報じられたことが警戒され、ユーロ買いは一服した。