電力不足の警戒感がやや後退したことが好感されている。政府の対策強化により、改善しつつある。また、石炭先物価格も19日に記録したトン当たり1970人民元から、足もとでは1330人民元(↓32.5%)台に落ち着いた。ただ、全体として上値は重い。不動産引き締めや新型コロナウイルス感染再拡大が懸念されている。(亜州リサーチ編集部)
ハンセン指数の構成銘柄では、バイオ医薬品開発受託会社の薬明生物技術(ウーシー・バイオロジクス:2269/HK)が3.9%高、乳製品メーカー中国大手の中国蒙牛乳業(2319/HK)が2.5%高、電池・自動車メーカーの比亜迪(BYD:1211/HK)が1.7%高と上げが目立った。
セクター別では、発電や重電の電力が高い。華潤電力HD(836/HK)が4.9%、中国電力国際発展(2380/HK)が3.8%、東方電気(1072/HK)が10.7%、ハルビン電気(ハルビン・エレクトリック:1133/HK)が7.9%ずつ上昇した。