27日の中国本土市場概況:上海総合1.0%安で続落、発電株は逆行高

27日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比35.33ポイント(0.98%)安の3562.31ポイント(上海A株指数は0.98%安の3733.40ポイント)と続落している。

中国経済の回復鈍化が警戒される流れ。国内では新型コロナウイルス感染が再び拡大しつつあり、行動規制も一部で強化された。中でも内モンゴルでは、都市封鎖により観光客約9700人が足止めされたと伝わっている。米中関係の悪化懸念も再燃。中国共産党系メディアの環球時報は27日、「台湾問題を巡り、米国が新たな攻撃を始めた」と非難している。また、米連邦捜査局(FBI)が現地時間26日、サイバー攻撃に関連した捜査で、電子決済端末メーカー、百富環球科技(PAXグローバル・テクノロジー:327/HK)のフロリダオフィスに立ち入ったことも分かった。(亜州リサーチ編集部)

業種別では、消費関連の下げが目立つ。免税店の中国旅遊集団中免(601888/SH)が2.6%安、酒造の貴州茅台酒(貴州マオタイ:600519/SH)と家電の海爾智家(600690/SH)がそろって2.3%安、自動車の上海汽車集団(SAIC:600104/SH)が1.7%安で引けた。

石炭株も安い。エン州煤業(600188/SH)が8.4%、中国中煤能源(601898/SH)が4.7%、陝西媒業(601225/SH)が3.6%ずつ下落した。金融株、不動産株、素材株、ハイテク株、医薬品株、海運株なども売られている。

半面、発電株は急伸。石炭火力の華能国際電力(600011/SH)がストップ高、風力の中節能風力発電(601016/SH)が7.0%高、原子力の中国核能電力(601985/SH)が2.5%高で取引を終えた。

一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が1.21ポイント(0.43%)安の276.13ポイント、深センB株指数が14.52ポイント(1.23%)安の1162.77ポイントで終了した。

亜州リサーチ(株)

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