27日の香港市場は、主要64銘柄で構成されるハンセン指数が前日比482.90ポイント(1.99%)安の23807.00ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が220.99ポイント(2.60%)安の8291.30ポイントとそろって急反落した。売買代金は1334億8990万香港ドルとなっている(26日は1321億1160万香港ドル)。

米金融引き締めの警戒感が投資家心理を冷やす流れ。パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長は米連邦公開市場委員会(FOMC)後の会見で、賃金や物価のインフレに言及し、早期の利上げやバランスシートの縮小に積極的なスタンスを示した。中国企業の成長鈍化も懸念材料。全国工業企業の利益総額は2021年12月、前年同月比4.2%増にとどまり、伸び率は11月の9.0%から大幅に鈍化している。(亜州リサーチ編集部)

「ニューエコノミー」関連銘柄に売りが先行。ハンセン科技指数は3.8%安と他の指数をアンダーパフォームし、構成銘柄はほぼ全面安となった(30のうち28が下落)。個別では、動画配信プラットフォーム大手のビリビリ(9626/HK)が9.9%安、企業向けソフトウエア開発大手の金蝶国際軟件集団(金蝶国際ソフト:268/HK)が9.2%安、クラウドサービスの微盟集団(ウェイモブ:2013/HK)が8.3%安と下げが目立っている。ほか、Eコマース中国最大手の阿里巴巴集団HD(アリババ・グループ・ホールディング:9988/HK)が7.2%安の108.50香港ドル(安値108.00香港ドル)。昨年12月30日の上場来安値(109.20香港ドル)を割り込んで引けた。