【ブラジル】ボベスパ指数 106751.1 -1.49%
12日のブラジル市場は反落。主要指標のボベスパ指数は前日比1616.3ポイント安(-1.49%)の106751.1で取引を終えた。
売りが先行した後は下げ幅をじりじりと拡大させ、引けまで安値圏で推移した。電力や資源銘柄の下落が指数の下げを主導。また、ボベスパ指数が過去最高値水準で推移しており、高値警戒感から利益確定売り圧力も高まった。ほかに、12日に行われる米トランプ大統領の講演内容を控え、慎重ムードも強い。
【ロシア】MICEX指数 2961.46 -0.39%
12日のロシア株式市場は3日続落。
プラス圏で推移した後は終盤は売りに押された。原油価格の下落が資源セクターの売り手掛かり。また、MOEX指数が引き続き過去最高値水準で推移しており、利益確定売り圧力が継続した。このほか、12日のトランプ米大統領の講演内容を見極めたいとのムードも強い。
【インド】
休場
【中国本土】上海総合指数 2914.82 +0.17%
12日の上海総合指数は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比4.85ポイント高(+0.17%)の2914.82ポイントと3日ぶりに反発した。
海外マネーの流入が支え。中国メディアの集計により、アブダビ投資庁(世界最大級の政府系投資ファンド)が第3四半期にA株投資を加速し、9月末までに中国人寿保険(601628/SH)など28銘柄の流通株大株主に躍り出たことが判明した。また、株価指数を開発・算出するMSCIは今月26日、グローバル株価指数のA株組み入れ比率を再度引き上げる予定(15→20%)。今回の組み入れ比率引き上げを通じ、A株市場に流入する新規資金は70億米ドル(約7640億円)規模に達するとの見方がある。
《CS》