[実日ブックレビュー]あのころの思い出を胸に今日も生きていく【Book】

*16:29JST あのころの思い出を胸に今日も生きていく【Book】
今年は2度目の年女を迎え、歳を重ねるにつれて過去のことを思い返すことが多くなった。あのころ出会って今も会っている友達がいれば、あのころだけ仲良くしていて今は会わないけれど、あの一瞬が大切な思い出になっている友達もたくさんいる。

本書は女性作家6人が女子高生をテーマに“あのころ”を描く青春アンソロジーだ。あのころ抱いた淡い気持ち、嫉妬や憧れが混ざった複雑な気持ち、女子高生ならではの繊細な心を美しく描き出している。

■窪 美澄「リーメンビューゲル」
美術の時間を通して仲良くなったハルカと透子を巡る出来事を描く。両親の離婚に悲しくなったり、お互いの秘密を話したりする姿を見ていると、あのころは様々な悩みがあったことを思い出す。

■瀧羽 麻子「ぱりぱり」
いわゆる“普通”じゃない姉と“普通”の妹の交流を描く。子供の頃は「こんな姉、いなければ良いのに」とまで思った姉を今は愛おしく感じられるのは、オトナになったからなのだろう。お互いの愛情を感じられるやさしい物語だ。
私も幼い頃は妹と喧嘩ばかりしていたが、いつの間にかしなくなっていた。大人になった今では、あのころの諍いも笑えるほど些細なものだ。

■吉野 万理子「約束は今も届かなくて」
主人公は、波佐間さんと交わした約束を二度と果たせないことに悲しみを覚える。これは作者自身の実話のようだ。この波佐間さんのように、一度も同じクラスになったことがないのに、何度か言葉を交わしただけなのに、後になって強く印象に残っている友達っているんだよなぁ。そのうえ自分も同じ理由で約束を果たせなかった友達がいるので、共感した。

あわせて読みたい

Fiscoの記事をもっと見る 2019年1月25日の経済記事
この記事にコメントする

\ みんなに教えてあげよう! /

新着トピックス

経済ニュースアクセスランキング

経済ランキングをもっと見る

コメントランキング

コメントランキングをもっと見る

国内の人気のキーワード一覧

新着キーワード一覧

このカテゴリーについて

経済、株式、仕事、自動車、金融、消費などビジネスでも役に立つ最新経済情報をお届け中。