[実日ブックレビュー]2023年、東京オリンピック後の東京とは【Book】

*16:10JST 2023年、東京オリンピック後の東京とは【Book】
あと17日で新元号が発表される。新しい時代が始まれば、2020年には東京オリンピックが待っている。オリンピックの開催地が東京に決まった2013年、それはもっと先のことのように思っていたが、気づけばオリンピック開催まであと1年。時が経つのは本当に早いものだ。

オリンピック後の東京はどのような社会になっているだろうか。インターネットでぱっと検索してみると、「反動により不景気になる」という見方が多いようだ。小説『東京の子』は、そんな気になる近未来、オリンピック開催から3年後の東京を舞台にしている。

本書の設定では、世間の見方とは裏腹に、2023年はオリンピックの高揚感を残し好景気な社会のなかで、外国人労働者の受け入れが拡大し、東京の人口は増加している。現に、政府では昨年12月、外国人労働者の受け入れを拡大する出入国管理法改正案が成立し、公布された。本書は、すぐそこまで迫っている現実ともつながり、リアルな雇用問題や教育問題を描き出している。

パルクール(走る・跳ぶ・登るといった動作で移動する技)のパフォーマンスをYouTubeで配信して人気を得ていた舟津怜は、とある事情から自分の過去を隠し、「仮部諫牟(かりべいさむ)」の戸籍を買って新たな人生を歩んでいた。彼の仕事は、ベトナム料理店において、職場に来なくなった外国人労働者を説得して連れ戻してくること。彼は失踪したベトナム人、ファム・チ=リンを探すべく動き出す。

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