懐かしい釣りゲームはいっぱいありますが、中でも記憶に残っているのは、「川のぬし釣り」でしょう。

プレイヤーが主人公になって、ゲームの世界で川に棲む魚を釣り上げては、レベルアップを繰り返していくRPG=ロールプレイングゲームでした。



河川に潜んでいるぬしをターゲットにするなんて、着眼点が面白いですよね。

子供時代にこのゲームに触れた人は、その後釣りを趣味にするきっかけを得たかもしれませんよ。

川のぬし釣りとは

川のぬし釣りとは、任天堂のスーパーファミコンやゲームボーイといった家庭用ゲーム機を使って楽しめる、釣りゲームのことです。

続編の2や3、“秘境を求めて”などのサブタイトルの付いたものなどが、次々とリリースされた経緯があります。

それほど人気が高かったのは、全編に行き渡っている和やかさ・ほんわかとした自然の温かみや釣りそのものが放つ雰囲気を、うまく表現できていたからかもしれません。

プレイヤーはゲーム中の主人公を操って、川や海に棲んでいる魚を釣り上げていきます。

ぬしと呼ばれる大物を釣るために、さまざまな経験値を積んでレベルアップさせていく手法は、それまで戦闘一辺倒だったRPG=ロールプレイングゲームのイメージを一変させました。



殺伐とした雰囲気は皆無で、自然の中で釣りを満喫していく主人公に、自分を重ね合わせたい人も多かったでしょう。

初代は、1990年にリリースされて、2代目・3代目と順調に作られていきました。

ゲームシナリオ自体は少しずつ手を入れられましたが、ベースとなっている部分、すなわち主人公が釣りスキルを向上させて魚を釣り上げていく流れは、変わらずに維持されたのです。

当然ファンは増え続けて、ゲーム機が変わってもそれ専用のソフトが順次リリース。

こうなると、ゲームの世界ではとどまっていられなくなり、ホンモノの釣りタックルを携えて自然へ足を運ぶ人が出てきても、何ら不思議ではなかったでしょう。

今では、スマホが個人とゲームをつないでいます。


新しい釣りゲームアプリがどんどん開発されて、ユーザーを楽しませていますよ。

全ては、川のぬし釣りから始まった流れかもしれませんし、リアルな釣り人口増加をフォローしているといえそうです。

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出典:アマゾン

川のぬし釣りをヒントに釣りを始めよう!

釣りはアウトドア、ゲームはインドアの遊びです。

相容れないイメージを持つかもしれませんが、魚を釣り上げる際のスリルは、どちらでも体感できますよ。

ただし、釣り上げた魚に触れたければ、自然の中へ足を向けるしか方法はありません。

「んん~、どうしよう。釣り場の探し方やタックルの揃え方も分からないよぉ~、、」

確かにゲームでしか釣りに接していなかったら、不安になるのは当たり前。



でもよくよく考えてみてください。

ゲームの中では、あんなに大胆に釣りができていたのです。

その経験を活かして、知らないことは釣具店スタッフに尋ねながら、ひとつひとつ解決してみませんか?

まさにリアルなロールプレイングが、そこに待っているわけです。

ゲームをスタートラインにして自然観察の力を養おう!

川のぬし釣りで得た知識は、実はリアルな釣りでも活用できますよ。

ゲームと同じようには運びませんが、その差を楽しむのも面白いでしょう。

そして自然そのものや、そこに棲む生き物全般に、興味を持てるようになりたいですね。

釣りは、自然観察がベースになっています。



心落ち着かせて、自然の中に身を置くことで、釣りに関わるものがはっきりと見えてきますよ。

ゲームにあれほど夢中になれたのですから、釣りにも同じように打ち込めるはず。

そうやって自分自身が長く楽しめる趣味として、釣りを認識できる日がやってくるといいですね。

川のぬし釣りって知ってる?懐かしの人気ゲームが釣りのスタートラインに

出典:アマゾン

リアルな釣りの世界を楽しむのにおすすめのタックルを選んでみた!

ゲームから釣りの世界へ一歩踏み出したい人に、おすすめのタックルをご紹介しましょう。

リールを装着するロッドだと、覚えなければならないことが多過ぎます。

最初に手にしてもらいたいのは、小規模な河川や水路で釣りができてしまう、コンパクトな延べ竿です。

背負うデイパックにも収納可能なサイズなら、持ち運び便利でさまざまな釣り場へ向かえるでしょう。

川のぬし釣りって知ってる?懐かしの人気ゲームが釣りのスタートラインに

プロマリン(PRO MARINE) PG 清風 150

プロマリンブランドからリリースされている、振出式の延べ竿です。

リールを取り付けるシートが装備されていませんから、穂先に直接ラインを結んで、竿の長さ分の範囲だけを探れる釣りが可能です。

全長1.50メートルと自分の身長よりも短めなので、取り回しのしやすさはバツグン。

継ぎ数は5本で、仕舞寸法はなんと41センチ。

これならどこへ持ち運ぶのにも、手軽で邪魔になりませんよね。

しかも自重はたったの45グラムと、超軽量。



女性や子供でも、軽々と振り回せるでしょう。

実売価格は千円を下回る低価格で、コスパ優秀な設定といわざるを得ません。

複数本購入してクルマへ積んでおくと、河川を発見したらすぐに取り出して釣りを始められますね。

ラインの結び方や仕掛けの取り付け方、フックや餌の選び方など、まだまだ覚えなければならないことがたくさんあります。

でもそこは、川のぬし釣りで経験したのと同じように、ひとつずつクリアしていけばいいのです。

何ら慌てる必要はありませんよ。

川のぬし釣りをベースにリアルな釣りの世界に飛び込もう!

ゲーム・川のぬし釣りを楽しんだら、それをきっかけに釣りを始めてみましょう。

最初の竿選びのときから、ドキドキが待っているでしょう。

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