【今日の一冊】はずれ者が進化をつくる

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レビュー

あなたは、学校や会社といった社会の中で、自由に身動きが取れず、疲れを感じることはないだろうか。自分らしさを見失ったり、社会における自分の存在価値に疑問を感じたりすることもあるだろう。
著者は、人間は対象を理解しやすくするために、ものごとを分類し、境界を引き、比較しがちだと書いている。このような管理手法は人間自身にも及んでいる。個性を失わせて画一的な人間を生み出す社会を、私たち自身が創り出しているのかもしれない。
生物多様性やマイノリティといった言葉に代表されるように、私たちは次第に「いろいろなものがあること」にも目を向けるようになってきた。そうした視線をもっと私たち自身に向けて、自分の個性をもっと自由に発揮してもいいのではないだろうか。
本書の著者は、雑草の研究者だ。そんな著者によると、雑草は強いと思われがちだが、実は決してそんなことはないのだという。しかもその弱さが、生き残り、繁栄するために役立っているのだそうだ。
人間からは邪魔者扱いされがちな雑草だが、本書を読むと、そのしたたかさは目をみはるものがある。著者はきっと、雑草を研究する過程でそのしたたかさに驚愕し、深い愛着を持つようになったのだろう。
本当の意味での「雑草魂」とは何なのか、本書を手に取って確かめていただきたい。今の時代を生きるためのヒントを得られるはずだ。

本書の要点

・複雑で多様な世界を理解するために、人間の脳は数値化して序列をつけたり、境界を設けたりする。しかし自然界には、本来「ふつう」も「境界」もない。
・生物たちは生き残るために、オンリー1になれるナンバー1のポジションという、自分の居場所を見つけている。
・強いことは生き残るための条件ではない。生物には、ものさしでは測れない、さまざまな「強さ」がある。
・生物にとっての「生きる」ことは、与えられた時間を精一杯大切に生きて、命のバトンを次の世代に渡して死んでいくことだ。



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2020年11月30日の経済記事

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