アヤックスのBチームに逸材が。それはまるで「オランダのポグバ」

アヤックスのBチームに逸材が。それはまるで「オランダのポグバ」

文 中田 徹

オランダ2強、20歳以下の逸材たちが対戦

 9月16日、アヤックス・リザーブチームとPSVリザーブチームがオランダ2部リーグで対戦した。多くのタレントをトップチームに送り出している両チームだけに、見ごたえ十分。PSVのGKロビン・ラウター(32)を除き、全員20歳以下の選手たちがはつらつとプレーした。

 中でも目を惹いたのはアヤックスの左インサイドハーフ、ライアン・フラーフベルフ(17)だった。オランダでも「ビッグタレントの1人」として名を轟かせている彼は、昨季、対PSV戦でトップデビューもしている選手。このとき、フラーフベルフは16歳130日で、クラレンス・セードルフが持つ16歳241日のクラブ記録を更新した。

 そのフラーフベルフは5分、ペナルティーアークの手前でパスを受けると、時計回りにターンして前を向いてから、ペナルティーエリア左側にドリブルで侵入し、左足で冷静にGKラウターの股間を抜くシュートを決めた。

 アヤックスが1-0とリードして試合が落ち着くと、彼らの中盤がフラーフベルフを中心に回っているのがよく観察できた。フラーフベルフが下がってくると、アンカーのジェスパー・テル・ハイデ(20)が右インサイドハーフに押し出され、アレックス・メンデスが右から左へと流れ、中盤の3人が円を描くのである。

 フラーフベルフは190cmという巨漢に似合わぬ、細かなボールタッチを左右両足でこなし(ちなみに右利き)、鋼のようなボディを使って相手を止めたかと思うと、しなやかな動きで軽々と相手を剥がしてスペースへボールを運んでいく。パス&ゴーの意識が高く、味方への縦パスが相手に渡ってしまっても、まるで意図した壁パスのようにセカンドボールを拾って次の攻撃につなげていく。


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