1000試合目&EURO2020出場決定。伝統国イングランド、未来への期待

1000試合目&EURO2020出場決定。伝統国イングランド、未来への期待

1872年の初陣から実に147年、 節目となる1000試合目を迎えたイングランド代表。メモリアルマッチとなったモンテネグロ戦は、来年に控えるEURO2020出場を決める一戦ともなった。サッカーの母国としての歴史を誇る一方で、1966年W杯以来となる悲願のビッグタイトル制覇で新たな歴史を刻むことが期待されている。記念ゲームを現地取材した山中忍さんにスタジアムの雰囲気と、 “スリーライオンズ”の現状についてレポートしてもらう。

文 山中 忍

 イングランドはサッカーの母国。そして、伝統を重んじる国。11月14日、ウェンブリーで行われたEURO2020予選での勝利は、代表の通算1000試合目を記念する「祝砲」となった。FA(サッカー協会)の招待を受けた歴代の監督と選手(代表キャップ数50以上)が見守る中、大量7得点で無失点とモンテネグロを圧倒し、3日後のグループA最終節コソボ戦を待たずに予選突破を決めたのだ。木曜夜の一戦に、気温6℃よりも低く感じた寒さと、キックオフ前の雨にもめげず駆けつけた約7万7000人のファンは、スコアが7-0となると国家を歌い上げ、試合終了の笛には「本大会に行くぞ!」と声を上げて応えた。

1000試合目&EURO2020出場決定。伝統国イングランド、未来への期待
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 勝って当然のカードではあった。モンテネグロ戦は、アウェイでの前回も5得点。今回は、プレスもマークも中途半端な相手のペナルティエリア内に、イングランドの選手とクロスが入るたびに得点の気配があった。しかしながら、格下を容赦なく打ちのめした平均年齢23歳台の現代表チームには、通算409試合目に当たる1966年W杯決勝でハットトリックを決めた、サー・ジェフ・ハーストを含むスタンドのイングランド・レジェンドたちも、代表の近未来への期待に胸を膨らませたに違いない。同大会に続く、母国史上2度目の主要国際大会優勝は、実現が望まれて半世紀以上になる全国民の悲願だ。


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