ヘンリー王子、公務引退や王族の称号“返還”について真実を語る【コメント全訳】

ヘンリー王子、公務引退や王族の称号“返還”について真実を語る【コメント全訳】



イギリス王室のヘンリー王子が、年明けから世間を騒がせている王室離脱騒動について公の場で初めてコメントした。(フロントロウ編集部)



今春に公務引退&王族の称号返還を発表



 先日、公式インスタグラムアカウント「@SussexRoyal」を通じて、イギリス王室の高位王族の座を退くことを発表し、全世界に衝撃をもたらしたヘンリー王子メーガン妃。その後、2人の今後について話し合うため、エリザベス女王、チャールズ皇太子、ウィリアム王子、ヘンリー王子の4人による緊急家族会議が開催され、国家の元首で一族の主でもあるエリザベス女王からの「全面的な支持」を得て、2人が王室から離脱することが正式に決定。それから数日後の英現地時間1月18日、ヘンリー王子とメーガン妃が今春で公務を引退し、王族の称号を返還することが発表された。



ヘンリー王子、公務引退や王族の称号“返還”について真実を語る【コメント全訳】



 今回の合意によって、2人は王族への敬称である「ロイヤルハイネス(殿下および妃殿下)」の称号を失うことになる。ただし、結婚時に与えられたサセックス公爵およびサセックス公爵夫人の称号は、王室離脱後も継続して使用するという。また、当初から言われていたように、今後は王室助成金に頼らず経済的に自立するそうで、夫妻がイギリスでの生活の拠点にしているフロッグモア・コテージの改修にかかった費用、約3億4,000万円も返済する方針であることが明らかにされた。



 ちなみに、エリザベス女王はその後発表した声明文のなかで、ヘンリー王子一家に向けて、「ハリー、メーガン、アーチーはこの先も私にとって愛する家族です。過去2年間にわたって様々な困難を経験したことが、彼らに今回の決断をさせたことを理解しています。独立した生活を送りたいという彼らの意思を尊重します」とエールをおくっている。





ヘンリー王子が自分の口で真実を語る



 公務引退と称号返還の発表から一夜明けた現地時間1月19日、英ロンドン市内で行なわれた講演に登場したヘンリー王子が、公の場で初めて王室離脱騒動について自らの口で真実を語った。





 以下、ヘンリー王子のコメント全訳。



 「まずはじめに、この数週間、様々なウワサを聞いたり読んだりしたと思います。なので、みなさんには私の口から可能な限り真実をお話ししたいと思います。王子としても、公爵としてでもなく、ここにいる多くの方が35年前から成長を見守ってきて下さったハリーという1人の人間として、より明確な視点からご説明させてください。

 イギリスが私にとって故郷であり、愛する場所であることはこの先も変わりません。つねにみなさんのサポートを感じながら育ってきました。みなさんは私が愛と幸せを見つける過程を見守ってくださり、メーガンのことも温かく迎え入れてくださいました。ダイアナの第2子がやっと結婚することになって、“やったね”と。

 私が妻として選んだ女性が、私と同じ価値観を持つ人間であるとみなさんが信じてくれたのは、長い年月を通して築き上げた信頼関係によるものだと私は思っています。彼女は今も私が恋に落ちた時の彼女のままです。自分たちの信念を貫き、誇りを持ってこの国での役割を続けるために、できることはすべてしました。結婚して間もない頃の私とメーガンは、(将来に)ワクワクしていました。希望に満ちあふれていました。そしてなにより、この国に奉仕する心づもりでした。

 だからこそ、このような結末を迎えてしまったことを大変悲しく思っています。私と妻が下した決断は、決して簡単なものではありませんでした。長年の課題であったこの問題について、私たちは何ヵ月も前から話し合いを重ねてきました。自分がつねに正しい選択をしてきたとは思っていませんが、今回の件に関してはこうするほかなかったのです。でも、逃げ出そうとしているわけではないということだけは、明確にしておきます。もちろん、みなさんのことを見捨てたわけでもありません。

 私たちは、(国民の税金から支払われる)王室助成金を受け取ることなく、女王、そしてイギリス軍への奉仕を続けていくことを希望していましたが、残念ながらそれは叶いませんでした。私はすべてを受けて入れることにしました。なぜなら、(たとえ王室を離脱しても)私自身が変わることも、私の信念が変わることもないからです。この先に待っているであろう平穏な人生を手に入れるために、私にとってすべてである家族のもとを去ることを、少しでもご理解頂けたら幸いです。

 私は王族の一員として生まれてきました。この国と女王に仕えることができて本当に光栄でした。23年前に母を失ってから私の面倒を見てくれたのはみなさんです。ずいぶんと長い間、みなさんは私のことを見守ってくださいました。しかし、メディアが持つ力はとても強力なものです。私の願いは、みなさんが支え合うことで生まれる集団の力が、いつかメディアの力を超えることです。私たちだけではどうにもならないことも集団なら違います。みなさんに奉仕できたことは私にとって大変な名誉です。私たちは今後の人生においても奉仕を続けていくつもりです。

 最後に私の司令官でもある祖母に最大限の敬意を払います。この数ヵ月間、私とメーガンのことを支え続けてくれた女王と家族全員に大いに感謝しています。今後も変わらずこの国を大切に思い、世の中のためになる活動やチャリティ、軍のコミュニティをサポートすることに人生を捧げる所存です。

 みなさんには人生の教訓を教えてもらいました。(ロイヤルファミリーとしての)役割を通して“正しい”ことの先にある、より大切なものも学びました。この先どうなるかわかりませんが、やるしかありません。次のステップに進む勇気をくださったことをみなさんに感謝しています」 



(フロントロウ編集部)

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