米航空会社のパイロットとCA、妊娠出産で「家族と仕事の間で不可能な選択」迫られ裁判を起こす

米航空会社のパイロットとCA、妊娠出産で「家族と仕事の間で不可能な選択」迫られ裁判を起こす



アメリカのフロンティア航空が、女性パイロットと客室乗務員が妊娠出産した際に十分なサポートを行なわなかったとして起訴された。(フロントロウ編集部)



妊娠出産時の企業の対応が問題に



 アメリカの航空会社であるフロンティア航空が、4名のパイロットと4名の客室乗務員によって訴えられた。



 資料によると、フロンティア航空は女性社員が妊娠して欠席した際に罰則を科し、授乳のための最低限の空間を提供せず、出産前に無給での産休を取るよう強制したという。裁判資料は、以下のように述べている。



「彼らは妊娠した途端に様々な妨害に直面し、それは彼らに家族と生計の間で不可能な選択を迫るものだった」



米航空会社のパイロットとCA、妊娠出産で「家族と仕事の間で不可能な選択」迫られ裁判を起こす



 2人の子供を持つフロンティア航空の女性パイロットは、妊娠中に、最長4ヵ月の無給の産休を取るか、産休ではなく有給休暇を使うよう言ってきたと、米TheWall Street Journalに明かす。また、裁判資料によると別の女性パイロットは制服を着ている時に搾乳することは許されなかったという。



 パイロットと客室乗務員の職種の違いから、訴訟は2つのケースに分けて起こされた。原告は、フロンティア航空側にポリシーの変更を求めている。



空の世界は他にも問題が山積み



 米The Bureau of Labor Statisticsの調査によると、アメリカでは、女性飛行機パイロットや女性整備士の数は全体の10%にすら達していないという。



 日本で活躍する女性パイロットの数は1%程度と見られている。日本の航空会社における女性機長は、2010年に初めて誕生した。



 一方で、アメリカにおける女性客室乗務員の数は4分の3を占めるが、女性スタッフに対する化粧やヒールのある靴の強制などは各国の航空会社で問題となっており、近年、強く解消が求められている。(フロントロウ編集部)

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