3月19日(金)、「第44回日本アカデミー賞」の授賞式が行われ、各賞の受賞者が発表された。
ここでは、各賞の最優秀賞受賞者のコメントを紹介する。
<最優秀主演男優賞:草彅剛「ミッドナイトスワン」>
いや、あの、マジっすか。ごめんなさい。頭真っ白になってしまって。本当に、今まで、皆さんとお仕事をさせていただいたこととか、仲間の皆さんに応援していただいていることとか…(香取)慎吾ちゃんとか(稲垣)吾郎さんとか、本当に近い人たちが支えてくれて、今日ここの舞台に立てたんだなと思ってうれしいです。

僕は代表として、これ(最優秀賞)をもらうということで、1人の力では到底たどり着けないところですし、映画って、それぞれ作り手の方とか役者の気持ちとかいろんな方向性はあると思うんですけど、一人一人の人生がよりよく自由に全うできるようなそんな作品づくりと人との関わりの中で、これからも自分の人生を全うしていきたいと思います。
会ったことがない方でも、遠くから応援してくれている方、本当にありがとうございます。これからも精進してして頑張ります。今日は、ありがとうございました。

<最優秀主演女優賞:長澤まさみ「MOTHER マザー」>


(涙で声を詰まらせながら)本当にたくさんの方に支えられなければ、映画づくりはできないんだなと、去年、身に沁みて感じました。
きっと本当は作りたかった映画も、去年、作れなかった人たちもたくさんいると思います。そして映画も公開できず、先延ばしになっている人たちもたくさんいると思います。