古市:でも、役が終わると、もう「す~っ」と抜けちゃう?

富田:そうですね、1回ズンと落ちて、失恋したような気分になって。キャストやスタッフの皆さんと離れた寂しさみたいなのを、家で「う~っ」と大泣きしながらスッキリするみたいな。

古市:大泣きするんですか?毎回?役と別れる度に?

富田:はい…面倒くさいですよね(笑)。

「毎回、無で役を取り込む」富田望生の役作りに古市憲寿「疲れちゃわない?」

全力で役と向き合う富田は、演じる役によって体型や運動量の調整、生活環境におよぶまで徹底的な役作りに挑むという。

古市:体型ってそんな簡単に変えられるんですか?

富田:意識的に難しいときはありました。特に「運動量がある役なのに、ポッチャリしていてほしい」という両極端な役だと大変だなと。

古市:(役によって増減を繰り返すから)むしろ痩せやすいですか?

富田:普通の生活に戻ると、ちょっとずつ、ちょっとずつ落ちてくることもあるので。ドラマ『教場(2020年)では、警察学校の生徒役だったので運動量を増やしたり。その役がしていそうな生活を自分自身に投影しながら、生きているみたいな感じですね。

古市:その役を思い浮かべて、その人がしそうなことを日常でもする。

富田:なので、役の名前から大事にしてます。「どうしてこういう役名になったんだろう?」という、由来をまず調べ、親がどんな気持ちで彼女を産み、どんな気持ちで育ってほしいと願ったのか、果たして恋はしてきたのだろうかとか。

古市:脚本家はそこまで考えてないと思うんですけれど。そんなにいちいち考えているのかな?僕が小説を書くときは、名前はその時代に1番名付けられた名前ランキングとかから勝手に適当につけるだけなので。脚本家も意外と適当なんじゃないかなと思いますけれど。


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