
福井県大野市 環境保全や名水の歴史を学ぶ「越前おおの水のがっこう」を開設
(参照:農研機構 農業用水路の流水熱をヒートポンプの熱源として活用可能に)
image from 福井県大野市公式サイト
福井県大野市は、2020年3月22日に同市の地下水や湧水文化、環境保全への取組みなどを総合的に学べる施設として「越前おおの水の学校」を開設した。この施設は同市の明倫町にある1950年に建てられた木造3階建ての古民家で、同市は購入、約7400万円をかけて耐震改修したもの。延べ床面積は約340平方メートル。
1階部分では市内の地下水に関する研究や、市が取り組んでいる環境保全活動をパネルで紹介しているほか、水の関する書籍を設置、観光客や市民が自由に閲覧できるスペースを設けている。2階部分には、大学や研究機関などが使用できる実験器具や水温計などを完備した研究室を設けた。「越前おおの水の学校」では、大野市湧水再生対策室の職員が常駐し、地下水や同市の水辺に棲む生き物について学べる「水講座」を開く予定だという。大野市は古くから名水の町と知られているが、より一層のブランド化を進めたい考え。施設を中心に、同市の地下水の利活用について市民や観光客の意識を高めたいとしている。
2020年3月22日は、国連の定めた「世界水の日」に合わせて開校式典が行われ、市長や職員ら合わせて10名が開校を祝った。「越前おおの水の学校」の入館は無料だが、新型コロナウイルスの影響で現在は休館とし、4月以降、実際に開館できる具体的な日程については未定。
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