
静岡県富士山世界遺産センター 企画展「富士山の湧水―その道のりと歴史」10/4まで
(参照:(一社)海洋連盟 海のPRコンテスト「うみぽす2020」募集スタート)
image from 静岡県富士山世界遺産センターのウェブサイトより
静岡県富士山世界遺産センターで、富士山の湧水のメカニズムや秘密に迫る企画展「富士山の湧水―その道のりと歴史」が2020年8月8日からスタートした。企画展は10月4日まで開催される予定(新型コロナの影響により、開催期間に変更が出る可能性あり)。企画展は、茨城県の地質調査総合センターと静岡県環境衛生科学研究所との共催によって開催されている。
企画展では、企画室を4つのエリアに区切ってそれぞれのテーマについて深く掘り下げ、富士山の湧水の特徴や、水が湧き出るプロセスなどについての最新の研究成果が発表されている。なかには、地形模型に溶岩流や湧水の分布図をプロジェクションマッピングで映し出して解説しているコーナーがあるほか、白糸の滝周辺をドローン撮影した映像や、駿河湾の海底湧水を遠隔操作無人探査機(ROV)の水中カメラを使って撮影した映像が見られるなど、映像として富士山の湧水の不思議を体験できるようにもなっている。
「白糸の滝に流れる水は本当に富士山の地下水か」など、自然科学系分野の研究者のような専門知識を持たない人でも気になるような内容にまでフォーカスされており、開催期間中は、一般の人も参加できるイベントの開催も予定されている。
企画展「富士山の湧水―その道のりと歴史」は、静岡県富士山世界遺産センターの常設展観覧料のみで観覧できる。個人一般300円、大学生以下・70歳以上・障がい者等は無料。