
2012年6月26日、横須賀市の計画していた水ビジネスが頓挫した。同日開催された市議会本議会で、吉田雄人市長は官民出資の第三セクター「よこすかウォーターサービス」設立の断念を表明した。
(参考:横須賀市 ナチュラルミネラルウオーター・ペットボトル水「よこすか名水 走水湧水」を販売)
image from 横須賀市
これにより、同社を中心にして展開する予定であった水ビジネスは全て白紙に戻った。
「よこすかウォーターサービス」設立断念の理由は、随意契約による市の業務委託は違法の可能性があることを顧問弁護士から指摘されたためとしている。市議会は以前より法的な問題を指摘していたが、市側が「合法」として予算化していたという経緯がある。吉田雄人市長は自身も謝罪し、関係者に対する処分を行うことを明言した。
「よこすかウォーターサービス」は2013年1月設立、4月開業を予定していた。市が5000万円、民間が2500万円を出資して設立する第三セクター。開業後は、市の上下水道局との10年間の随意契約を結び、上下水道の管理、運営、料金徴収、「よこすか名水 走水湧水」販売などを行う予定であった。
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