
2013年7月24日、富士山頂へ注ぐための「お水取り行事」が近江八幡市長命寺町にある琵琶湖の水ヶ浜で行われた。静岡県富士宮市と夫婦都市親善活動をしている近江八幡市の市民団体「富士と琵琶湖を結ぶ会」のメンバーら一行46人がくみ上げた琵琶湖の水2リットルは、早速チャーターバスで富士宮市に送られた。
(参照:ごみゼロの日にむけ、琵琶湖をキレイにする運動 大津市自治会)
Image from Fumio Kaneko
琵琶湖の水を富士山頂へ注ぐのは、琵琶湖を掘った土で富士山ができたという伝説がもとになっている。水ヶ浜近くの市神神社で無事を祈願した後、水をくみ、白装束で富士山へ登る。今年は会長の塩田善弥さんと顧問の深尾勝義さんが木桶で水をくんだ。
すでに富士登山も15回目という会長は、それでも今年は富士山が世界遺産となった節目で感慨もひとしおだと語った。琵琶湖を発った一行は、富士宮市内で宿泊して調整した後、25日の朝から富士山に登り始める。琵琶湖の水を山頂に奉納すると、今度は山頂付近のわき水を近江八幡市に持ち帰り、琵琶湖に富士山の水を戻す8月下旬の「お水返し」の行事の準備に入る。