2015年6月15日、和歌山県和歌山市の芦原小学校で「緊急用浄水システム」を備えたプールが完成し、その竣工式が行われた。
(参照:株式会社日立製作所 漏水管理を効率的に行うシステムを新興国に向け販売開始)
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この「緊急用浄水システム」は、災害時にはプールの水を飲料水として利用できるようにするもので、芦原小学校に装備されたシステムでは、一日に約1.25万リットルの水を浄水することができる。
浄水は逆浸透膜ろ過と塩素滅菌により行われる。また発電機も装備されており、停電時にも安定して水を浄水する事ができる。浄水された水は蛇口から出し、コップに汲む等して飲む。
新プールの総事業費は約2億円、うち浄水設備にかかった費用は約1千万円。
和歌山市内では、芦原小学校以外にも藤戸台小学校と大新小学校に同様の浄水装置が設置されており、災害時に飲料水の拠点として活躍することが期待されている。