
2010年10月19日に、株式会社パテント・リザルトが自社のホームページにて、国内における水処理用の薬品技術関する企業の技術力、特許力、開発規模などの数項目のランキング調査結果がまとまったことを発表した。尚、調査結果のデータは同社から販売される。
水処理用の薬品は、既に国内市場は飽和といっていい状況にある。しかしながら、国際市場においては、新興国の経済成長などにより、新たな需要が喚起されるものと予想される。
今回の調査においては、特許の質と量を重視した同社独自の方法でスコア化を行っている。その結果として、企業の総合ランキングはでは、栗田工業がトップ。2位以下に大差をつけている状況だ。続いて、日本触媒、片山化学工業研究所となる。
栗田工業は、特許件数で他社を大きく引き離している。特許件数は、2位の片山化学工業の3倍の件数である。また、強みを持つ技術が広範囲であり、「腐食防止剤」、水垢が固定化することを防止する「スケール防止剤」、「微生物処理剤」と広範な技術で特許を保持する。
2位以下は、各社が拮抗した状態。日本触媒は「スケール防止剤」で、片山化学工業研究所は「微生物処理剤」における評価が高いものとなっている。