【コラム】国境なき医師団(MSF)の自然災害時の援助活動 -清潔な水で命を救う


MSFがこの地域で貯水タンクを設置したことで、被災者は安心して使用できる水をいつでも手に入れることが出来るようになり、水を媒介とする下痢やコレラなどの感染症にかかる可能性が大幅に減りました。ジャムショロで活動するMSFの水・衛生専門スタッフは、リャカット医療保健大学にある水処理施設で浄水活動を行っています。MSFは10台の給水トラックと4台の給水車で、安全な水を1日あたり30万リットル供給することを目標に給水活動を行っています。

MSFの水・衛生専門スタッフのモハメッド・イドリースは、リャカット医療保健大学の水処理施設から搬出される精製水を毎回の出荷分ごとに検査し、結果をこまめに記録しています。彼は最初に濁度(水中に浮遊する微粒子の量)を測定し、水の浄化に必要な塩素の量を決めるためにpH値をチェックします。また、20リットルのサンプルに対して4~6ミリリットルの塩素を加え、30分・1時間・3時間の間に溶解する様子を観察し、飲料水として適しているかを調べます。理想は、全く味がしない状態です。

モハメッドのアシスタントとして働くトウフィク・アーメッドは、給水トラックに適量の塩素を加える業務を担当しています。「いまでは私たちの仕事がもつ影響力を実感し、非常に責任を感じています。私たちが持っていく水が安心して飲めることは、彼らにとって非常に重要なことです。病気になる心配がないからです」

キャンプで暮らす被災者のナジル・アーメッド・マンジュウーは次のように話します。
「洪水は全てを破壊しました。来月、来年でさえ、何をすればよいのか分かりません。でも、いまのところ安全な水と住まいはあります。」


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2010年11月1日の社会記事

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