悲運の中日バルデス 浮かぶマキシモ・ネルソンの背中

リーグ最多8試合に先発、防御率2・45でいまだ「0勝」も価値ある働き

 中日のバルデス投手が、また勝てなかった。

 6日の阪神戦に先発。完投と来日初勝利目前だった1点リードの9回。2死走者なしからゴメスに中前安打を許し、降板。後を継いだ福谷、又吉が踏ん張れず、サヨナラ負けに終わった。

 これで来日1年目の今季は8試合に先発し、防御率2・45ながら、0勝3敗だ。ただ、逆転サヨナラによる1敗はチームにとって痛いが、バルデスの投球には白星がつかなくとも価値がある。思い起こさせるのは、2011年のマキシモ・ネルソンの姿だ。

 2008年から5年間在籍したドミニカ共和国出身の右腕はこの年、開幕投手を任された。一時は9連敗を喫し、6勝13敗。黒星が7つ先行するなど、勝ち運に恵まれなかったが、吉見一起、チェンの両エースらが故障で出遅れる窮地に中4日でフル回転した。

先発機会、投球回数ともにリーグトップ、“第2のネルソン”としての存在価値

 ネルソンは最終的にリーグ最多の31試合に先発し、10勝14敗。投球イニングは209回1/3を数えた。短い登板間隔でローテの穴を埋め続けたことで、ケガ人も復帰を焦ることなく調整を進めることができた。

 役者が万全の状態で出揃った夏場以降に効果を発揮。首位ヤクルトとの最大10ゲーム差をひっくり返す大逆転優勝につながった。

 バルデスも開幕から中4日、5日でローテを守り、先発機会、投球回数ともにリーグトップだ。今年の中日も故障明けの吉見は登板間隔の配慮が欠かせず、山本昌川上憲伸といったベテランも2軍調整が続いている。

 当時、ネルソンの中4日起用を決断した名参謀の森繁和ヘッドコーチは、今年もベンチで辣腕を振るっている。悲運に泣くバルデスは“第2のネルソン”として、影のMVPになれるのか。戦力が整う夏場以降の戦いにかかっている。

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