外国人選手の枠を越えて親しまれた右腕 西武に帰ってきた“台湾の星”

外国人選手の枠を越えて親しまれた右腕 西武に帰ってきた“台湾の星”
2軍投手コーチとして西武に復帰する許銘傑氏【写真:(C)PLM】
2軍投手コーチとして古巣復帰を果たした許銘傑氏

 彼は12年間にわたってひとつのチームで投げ続け、いつしか「外国人選手」の枠を超えた存在となった。許銘傑氏が2018年から2軍投手コーチとして古巣・埼玉西武に復帰する。埼玉西武で263試合に登板した功労者は、再びチームに貢献するべく意気込んでいる。

 チャイニーズタイペイ代表としても活躍した許氏は、2000年に来日して西武(現・埼玉西武)に入団。2年目の2001年には11勝(6敗)を挙げて防御率3.47という好成績を収めると、翌年もその右腕でリーグ優勝に貢献し、台湾の星として確かな存在感を示していた。

 その後は不振に苦しんだが、先発と中継ぎをこなしながら登板を重ね、12年間にわたって献身的にチームの穴を埋め続けた。お立ち台では流ちょうな日本語も操り、いつしか「外国人選手」の枠を超えた存在になっていく。

 とりわけ、登録名を「ミンチェ」に変更して迎えた2011年は再ブレイクの年に。49試合で6勝2敗1セーブ22ホールド、防御率1.98という素晴らしい安定感を見せ、セットアッパーの新境地を開拓する。

FA権行使してオリックス移籍、2016年に台湾で引退

 その年のオフにFA権を行使した許氏は、翌年からオリックスに活躍の場を移すが、2年で戦力外に。その後は台湾のチームに復帰して2016年まで現役を続け、昨年は母国の球団で投手コーチを務めていた。

 そんな許氏が2軍投手コーチとして、7年ぶりに埼玉西武へ復帰することが発表された。FAでチームを離れたこともあってか、ファンの気持ちに配慮しながら古巣復帰を喜んだ許氏は、同郷の郭俊麟投手をはじめとした、若手投手陣の底上げを託されることに。

 12年間という長い時間を西武で過ごし、東尾修氏から渡辺久信氏まで、様々な監督の下でプレーを続けてきた許氏。現役時代の戦友でもある西口文也氏、潮崎哲也氏、高木浩之氏らと同様に、「強い埼玉西武」を肌で記憶している存在でもある。

 若き日の活躍、長期の不振、中継ぎとしての復活と、酸いも甘いも味わってきた現役時代の経験を糧に、かつての台湾の星は、埼玉西武を導く名コーチとなれるだろうか。(「パ・リーグ インサイト」望月遼太)

(記事提供:パ・リーグ インサイト)

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