【高校野球】横浜高校・渡辺監督が最後までこだわったものとは

名将、最後の夏 「あの負けが私に火をつけた」

 名将の最後の夏が終わりを告げた。コーチ時代からちょうど50年の節目の年、横浜・渡辺元智監督は決勝でライバル・東海大相模に敗れ、甲子園切符をつかめなかった。ノーシードから勝ち上がった準優勝。「老体にムチを打って一生懸命やってきたことを彼たちが理解してくれた」と生徒や学校、OBや父兄らたくさんの人々へ感謝の言葉を語った。

 決勝戦まで上り詰められるようなチームではなかった。新チーム最初の秋の大会では3回戦でコールド負け。春の大会も3回戦で敗退し、夏はノーシードだった。天下の横浜がコールド負けという事態に周囲はショックを隠しきれなかった。相棒の小倉清一郎コーチがチームを去り、病気がちだった渡辺監督1人では荷が重いのではないか。しかし、肩を落とすどころか、監督はひとり燃えていた。

 コールドでの敗戦後、ナインの悔しさをそのままエネルギーに変えていた。会場から学校のグラウンドに戻り、その日のうちに猛練習を始めた。

「あの負けが私に火をつけた。よし、絶対にやってやろう、とね」

 約10か月後の夏に向け、野球部の歴史に恥じないチーム作りを始めた。

名将が譲ろうとしなかったもの

 「このまま弱い横浜高校に成り下がっては困る。必死になって1年間、選手たちはやってくれた。(準優勝は)そういうたまものだと思います」

 時には体調不良でグラウンドに行くのがつらい日もあった。しかし、選手たちの顔を見たら、そうは言っていられない。若いコーチたちに帝王学を学ばせ、選手の指導を任せることもあった。しかし、譲らなかったものがある。それは、ノックだった。


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