広島田中、DeNA宮崎は打率が今後上昇も? セイバーの指標「BABIP」で“予測”

広島田中、DeNA宮崎は打率が今後上昇も? セイバーの指標「BABIP」で“予測”
広島・田中広輔(左)とDeNA・宮崎敏郎【写真:荒川祐史】
打率と「BABIP」の関係から“予測”、パで打率が落ちそうな選手は…

 セイバーメトリクス系の指標にBABIP(Batting Average on Balls In Play)というものがある。「本塁打を除いてグラウンド内に飛んだ打球が安打になった割合」を示すもので、20年ほど前にアメリカの研究家、ボロス・マクラッケンが発見した指標だ。

 マクラッケンは投手のデータを研究していて、投手の被本塁打を除いた被打率が、投手の実力にかかわらず常に3割前後になることを見つけた。ここから、投手の被本塁打以外の被打率、打者の本塁打以外の打率(ともにBABIPという)は、実力と関係のない「偶然の産物」だという結論を導き出した。

 この研究は、関係者に大きな衝撃を与えたが、だれもマクラッケンの説を覆すことができず、BABIPは今では重要な指標の一つとなっている。小説「マネーボール」でもBABIPは紹介されているが、アスレチックスのビリー・ビーンらGMを筆頭とするMLBの編成担当は、このデータが発表されてから打率ではなく本塁打率、出塁率をより重視するようになった。

 BABIPは「運」の指標だ。今、BABIPが3割を大きく超えている打者は、いずれBABIPが下落し、それにともなって打率も下落する。3割を大きく下回っている打者は打率が上昇する。ただし、打者のBABIPの場合「足の速さ」という別の要素が入ってくる。足が速い選手はBABIPが高くなる傾向がある。NPBの生涯打率.353のイチローの生涯BABIPは.363だった。


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