
今季限りで戦力外となり、現役引退を決断した元ソフトバンクの島袋洋奨投手が、新たに会社員としてセカンドキャリアのスタートを切ることになった。11月15日付けでサポートギアを作るメーカー企業に就職することが内定。生活の拠点を東京に移し、12月1日から正式に勤務をスタートさせることになった。
島袋氏が入社するのは、着用する選手が急増しているアームサポーターなどを作る「CERAMIC POWER GEAR」を運営する「株式会社アスリートビジョン」という新興企業。現役時代にここの商品を使用していた縁から、今回の入社に至った。
興南高で甲子園春夏連覇を果たし、中央大を経て、ソフトバンクに入団。5年間在籍したホークスからもセカンドキャリアの話を貰いながらも、あえてホークスから飛び出し、会社員として再スタートを切ることを決断した。その胸の内にはどんな思いがあったのか。Full-Countの独占インタビューに応じ、思いを明かした。
――ホークスを戦力外となってから、どう過ごされていましたか?
「野球から離れて1か月以上経ちましたけど、すごくいい時間を過ごせています。今までは野球のことばかり考えていたので、また違う時間を過ごせています。沖縄にも帰って、友人の結婚式もあったんですが、そこで当時の仲間と会ったり監督やコーチにも挨拶しました」
――知人や家族にも引退を報告した。
「中には色々探して、現役をやったらいいんじゃないかという方もいたんですが、僕の中ですっきり終われたシーズンでした。これ以上野球では結果を残せないだろうなと思ったので、そこはすっきり終わることができました」