(Jose Jonathan Heres/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)2018年に世界保健機関が「ゲーム障害(Gaming disorder)」を国際疾患と認定し、現在もギャンブル性の高い課金を規制する動きが続いている中、中国にて「課金」を理由に自ら命を投げ捨てる事件が起こりました。

死亡したのは14歳の少女。
母親は娘の死にとても動揺しており、悲しみに暮れていると報道されています。


■残高が数百円に...

事件が発生したのは2020年5月初旬。新型コロナウイルスの影響でリモート授業を受ける為、元々は「週末限定」というルールが課されていたスマートフォンを毎日触るようになった少女は、勉強の合間に遊ぶアプリに夢中になったそう。

少女の母親は感染予防で外に出ることが出来ないことも相まって、仕方ないと使用を許可していたのですが、それから数週間たったある日、生活費などが入った口座の残高がわずか28人民元(約420円)となっていたことに気づきます。


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■誰かの不正利用?

不思議に思った彼女が通帳を確認してみると、支払いは全てアプリゲームに消えていた上2~3分ごとに大金がジャブジャブ引き落とされていたとのこと。

娘がスマホゲームをやらないとばかり思っていた母親は「アプリゲームって面白い?お金がかかるらしいんだけど」とカマをかけてみましたが、娘が「知らない」と答えたため、「きっと不正利用でもされたのだろう」と考えていたと振り返りました。


■娘からのメールに気づかず

その後、夫と共に銀行で詳しい履歴を調査した結果、一ヵ月の間に61678人民元(約100万円)の引き落としがアプリゲーム「龍族幻想」から行われていると報告されました。

「やはり何かの間違いなのでは...」と疑問に思いながら帰宅すると、娘が自身の部屋から飛び降り自殺を敢行し、変わり果てた姿になっていたのです。

母親のスマホには「お母さん、私がやりました。もう生きていたくありません。許してくれますか?今までありがとう」というメッセージが届いていたところでした。


■課金=悪とは言えない

この事件の他にも、課金のしすぎて身を亡ぼすケースは世界中で多数発生しており、「課金を制限するべきではないのか」という議論が盛んに行われています。

しかし、「基本無料」と謳っているゲームでも、ボランティアで制作を行っているわけではありません。
製作費や人件費はもちろんかかっていますし、誰もがお金を稼ぐために新たなエンタメを生み出しているのです。

中には一概に禁止しろ!と叫ぶのではなく、「コンテンツが好きならば無理のない範囲でお金を使うべき」「制限される前に自制しろ」「未成年への制限は賛成。けど課金自体を辞めろというのはおかしい」などといった意見を投稿するユーザーも見受けられました。

これから子供にスマホを与える際は、ゲームや制作会社の仕組みをしっかり教える必要があるのかもしれません。

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(文/fumumu編集部・AKO